コンテンツにスキップする

米モデルナ:日本含めたアジアでのコロナワクチンの生産を検討

更新日時
  • 日本の複数の専門家と協議を進めている-モデルナのバンセルCEO
  • モデルナCEO発言の報道を受けて武田薬の株価は一時1.9%高に

モデルナは、21日に日本で承認された新型コロナウイルスワクチンについて、日本を含めたアジア域内での生産を検討している。同社広報担当のコリーン・ハッシー氏が電子メールで明らかにした。

  

Mobile Vaccine Squad Has A Mission To Protect The Neediest

モデルナのワクチン(3月、米カリフォルニア州)

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

モデルナ製ワクチンについては政府は6月までに4000万回分、9月までにさらに1000万回分の供給を受けることを計画している。モデルナのワクチンの国内供給を担う武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長兼CEOは11日、追加で5000万回分を供給するための協議をしていることを明らかにした。

  モデルナのワクチンの国内生産については日経新聞電子版が先に、ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)のインタビューでの発言を基に報じた

  同紙のインタビューでバンセルCEOは「日本を含めたアジアでのワクチン生産について検討しており、協議を進めている」と述べ、日本国内での生産について「初期段階だが、日本の複数の専門家と協議を進めている」ことを明らかにした。

  この報道を受けて武田薬の株価は一時前日比1.9%高の3832円まで上昇した。21日の終値は1.4%高の3815円だった。

  武田薬の広報はモデルナ製ワクチンの国内生産についてはコメントを控えた。武田薬は、米ノババックスとの間で年2億5000万回分以上のワクチンを日本で製造し供給するライセンス契約を結んでいる。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、キャロライン・スチュワート氏はモデルナ製ワクチンの国内生産では「武田薬が最も可能性の高い候補であることは間違いない」とした上で、第一三共もメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを開発しており「生産に関する知見を持っている」との見解を示した。

  厚生労働省の専門家部会は20日夜、有効性が認められるなどとしてモデルナと英アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症ワクチンの製造販売の承認を了承。これを受けて同省は21日、両ワクチンの製造販売を正式に承認した。

関連記事

 

(アナリストのコメントを追加して記事を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE