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ビーガン食品オートリー、米上場初日18%強上昇-IPO14億ドル規模

  • IPO価格は仮条件の上限、時価総額は約120億ドル
  • オートリーの弱点は人気の高さかも、同社製品見つけるの容易でない

ビーガン(完全菜食主義者)向け食品・飲料メーカー、スウェーデンのオートリー・グループのADR(米国預託証券)は米国での上場初日となった20日、新規株式公開(IPO)価格を18%余り上回って引けた。同社のIPOは14億ドル(約1520億円)余りの規模となった。

  終値は20.20ドルで、時価総額は約120億ドル。IPO価格は1ADR当たり17ドルと仮条件(15-17ドル)の上限で、新規発行・売り出しは8400万ADR余りとなった。

  オートリーは昨年7月の資金調達ラウンドで、ブラックストーン・グループ率いる投資家グループから2億ドルを確保していた。同グループには人気司会者オプラ・ウィンフリー氏や人気ラッパーのジェイ・Zなどの著名人や、スターバックス創業者のハワード・シュルツ氏も名を連ねていた。このラウンドで同社の価値は約20億ドルと評価された。

  今回のIPOは、環境と健康への配慮から従来型の肉・乳製品の代替品への志向が高まる中で、工場で作られるこうした食品への関心が広がっていることを浮き彫りにした。2019年5月上場の代替肉を手掛けるビヨンド・ミートは4倍以上の値上がりとなっており、投資家はこれに続く銘柄を物色している。

  オートリーの最大の弱点はその人気の高さかもしれない。17年に米国市場に進出した同社製品をコーヒーショップやスーパーマーケットで見つけるのはお宝探しのような状態となっている。需要増に対応し工場を開設するなどしているが、なおしばしば品不足が起きている。

  IPOはモルガン・スタンレーとJPモルガン・チェース、クレディ・スイス・グループが中心に手掛けた。オートリーはナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで取引され、ティッカーは「OTLY」。

原題:Oatly Rises 18% in Debut After Raising $1.4 Billion in IPO (2)(抜粋)

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