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日本株は続伸、景気回復に期待-米金利低下で電機など成長株上昇

更新日時

東京株式相場は続伸。米失業保険統計で前週の新規申請件数が新型コロナウイルス流行以降の最少になり、景気回復の期待が高まった。米長期金利が低下し、電機や精密、情報・通信などのグロース(成長)株が上昇。半面、銀行や保険などの金融、陸運を中心としたバリュー株(景気敏感)株の下落が重しとなった。個別ではリクルートホールディングスや任天堂などが買われた。

  • TOPIXの終値は前日比8.77ポイント(0.5%)高の1904.69
  • 日経平均株価は219円58銭(0.8%)高の2万8317円83銭
TOPIXの推移

市場関係者の見方

JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 米国金利が低下、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を受け日本株もハイテクなどのグロース株が上昇した
  • 一方、きのうのフィラデルフィア連銀製造業指数が予想より弱く、米経済指標が予想に届いてないことがバリュー株の重しとなった
  • 米景気はどちらかといえば強いが、市場が織り込んできた強さと比べるとちょっと失望が出ており、世界的にバリュー株には利益確定を含め売りが出ている
  • 国内投資家はワクチン接種加速のイメージは懐疑的ながら期待もあり、緊急事態宣言延長の報道があっても、日本株は大きく下がっていない

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

  • 米失業保険統計も改善し、経済活動の再開が表れている。求人が増え、人を集めるためにボーナスや追加支払いを提示している大企業も出てきており、雇用や賃金は回復に向かっている
  • この1週間くらいでグロース株の打たれ強さは明確になり、バリュー株は商品市況を含めてピークアウトしている
  • 東京や大阪の緊急事態宣言の延長は新規感染者をきっちり抑え込めるかが問題。方向感としては徐々に改善方向に向かっており、きっちり抑え込むことが前向きに捉えられる可能性もある

東証33業種

上昇率上位その他製品、サービス、精密、情報・通信、輸送用機器、医薬品、電機
下落率上位鉱業、石油・石炭、ゴム製品、保険、銀行、陸運、パルプ・紙、電気・ガス

背景

  • 米新規失業保険申請、パンデミック以降の最少更新-回復継続示唆
  • 米国株は主要3指数そろって反発、ハイテク中心に買い-フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.6%高
  • 20日の米10年債利回りは1.63%と5ベーシスポイント(bp)低下
  • 厚労省:アストラゼネカとモデルナのコロナワクチンを特例承認
  • 東京の緊急事態宣言、6月20日までの延長論も-報道
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