【新型コロナ】シンガポールが検査拡充－英国でインド変異株感染急増

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シンガポールは新型コロナウイルスの新規感染や感染経路不明の症例が増える中、検査体制を拡充した。２日連続で新規感染者数が過去最多を更新したマレーシアでは、産業界が政府に対し、国内全域のロックダウン（都市封鎖）ではなく制限強化を選ぶよう求めた。

　　欧州連合（ＥＵ）の交渉担当者は、隔離措置なしで域内の往来を可能にする証明書の導入で合意した。新型コロナの感染拡大でＥＵの旅行業界は大打撃を被っており、夏季の観光再開に向けて道筋を整える。ＥＵ域外の政府が発行したワクチン証明書も加盟国は受け入れる方針。

ＥＵ、ワクチン証明書発行計画を支持－域外政府の証明も受け入れへ

　　英国ではインドで初めて見つかった変異株の累計感染者数が２週連続で２倍超増加した。経済活動を完全再開する計画への懸念が強まった。イングランド公衆衛生庁（ＰＨＥ）によれば、同変異株の感染者数は先週の1313人から3424人に増加。先々週は520人だった。

　　ニューヨーク州のクオモ知事は20日、新型コロナワクチン接種の新たな促進策を発表した。来週、ワクチンを接種した人に20ドル（約2200円）相当のスクラッチくじを無料で提供すると表明。賞金は最高500万ドルで、９人に１人は何らかの賞金を得られると説明した。メリーランド州も総額200万ドルの賞金を接種者に提供する。

　　米国立アレルギー感染症研究所（ＮＩＡＩＤ）のアンソニー・ファウチ所長は、疾病対策センター（ＣＤＣ）が13日、ワクチン接種が完了した人はマスクを着用する必要はないと発表したことが混乱を招いていると指摘。接種を完了した人でも公共交通機関や医療機関などではマスク着用が望ましく、未接種者は公共の場ではマスクを着用すべきだと述べた。

　　アルゼンチンはこの数週間、感染者と死者が急増したことから、より厳格なロックダウンを９日間導入する。

　　台湾の高官は新型コロナワクチンの追加調達で米国から支援が得られれば、極めて重要な半導体の供給維持に寄与すると述べた。世界的に半導体の需給が逼迫（ひっぱく）する中で、主要サプライヤーである台湾のコロナ感染者が急増している。

台湾高官、米国のコロナワクチン支援に期待－半導体供給維持にも寄与

　　イングランド公衆衛生庁（ＰＨＥ）は、英アストラゼネカ製ワクチンが症候性疾患の予防で約85－90％の有効性を示したとする統計を公表した。

　　ニューヨーク市では１回目の接種回数が400万回を超えた。２回目を合わせると775万3184回となった。

　　米モデルナは米国内のワクチン需要が鈍化する中、米国で製造したワクチンの輸出を開始した。

　　先進７カ国（Ｇ７）は新型コロナワクチン接種証明書の国際的な認証方法を議論する方針だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

　　ＥＵは１月末以来、ワクチン２億1000万回分余りの輸出を認可しており、最大の輸出先は日本で約9000万回分だった。ブルームバーグが確認した内部文書で明らかになった。

　　ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は１億6520万人、死者数は342万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計15億7000万回を上回った。

原題：Singapore Steps Up Testing; EU Certificates: Virus Update、N.Y. Offers Lottery Tickets; EU Backs Certificates: Virus Update、Fauci Says Confusion Over CDC Mask Guidance Must Be Cleared Up（抜粋）