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米国株反発、ハイテク中心に買い-失業保険統計を好感

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20日の米株式相場は反発。テクノロジー株が上昇を主導した。米新規失業保険申請件数が新型コロナウイルス流行以降の最少を更新したことを受け、景気回復への楽観が再び強まった。

  • 米国株は主要3指数そろって反発-ハイテク中心に買い
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.63%
  • ドル下落、対円では108円後半-米国債利回り低下で
  • NY原油3日続落、イラン制裁解除の可能性にらみ供給増を警戒
  • NY金先物、小幅続伸-利回り低下とドル一段安で妙味高まる

  ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は2週間ぶりの高値に上昇。アップルやマイクロソフト、テスラなどの買いに支えられた。フォード・モーターは3日ぶり反発。米国内で電気自動車(EV)用バッテリー生産の合弁を設立する計画が材料となった。

  S&P500種株価指数は前日比1.1%高の4159.12。ダウ工業株30種平均は188.11ドル(0.6%)高の34084.15ドル。ナスダック総合指数は1.8%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.63%。

  前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では「幾人かの参加者は経済が委員会の目標に向けて急速な進展を続ければ、今後の会合のいずれかに資産購入ペースの調整に関する計画を協議し始めるのが適切になるかもしれないと提案した」と記された。

  Eトレード・ファイナンシャルの投資戦略担当マネジングディレクター、マイク・ローウェンガート氏は「インフレがこれまで舞台の主役となってきたが、米金融当局の責務は2大要素から成っており、もう一方は雇用だ」と指摘。「失業保険申請件数の数字は米国が正しい方向に進んでいるが、コロナ流行前の状況からは遠く離れていることをあらためて示している」と述べた。

Nasdaq 100 trades above 50-day moving average as megacaps rally

  外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して下落。米10年債利回りの低下や、米金融政策のシフトを巡る観測が後退したことが背景。一方、カナダ・ドルは約2週間ぶりの大幅高となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ドルは円に対して0.4%安の1ドル=108円78銭。ユーロは対ドルで0.4%高の1ユーロ=1.2228ドル。ドルは対カナダ・ドルで0.6%安の1ドル=1.2061カナダ・ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落し、ほぼ1カ月ぶりの安値。イラン核合意の再建で当事国が妥結する可能性が注目されている。合意再建となればイランへの制裁が解除され、同国は原油輸出を再開できるようになる。イランのロウハニ大統領はウィーンでの協議が「大きく前進」したとして、「主要な部分で合意が形成された」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は、前日比1.31ドル(2.1%)安い1バレル=62.05ドルで終了。6月限はこの日が最終取引。実質的な中心限月となった7月限は、1.41ドル下げて61.94ドル。ロンドンICEの北海ブレント7月限は、1.55ドル安の65.11ドル。4月13日以来の安値で終えた。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。背景では米国債利回りが一時の上昇から低下に転じ、ドルが一段安となった。利回り低下は非金利投資資産である金の需要を高め、ドルの軟調は他の通貨を保有する投資家にとって、金の妙味を押し上げる。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比40セント(0.1%未満)高い1オンス=1881.90ドルで終了した。

原題:Techs Lead U.S. Equity Rebound After Jobs Report: Markets Wrap(抜粋)

USD Declines With Yields; CAD Rises Most in 2 Weeks: Inside G-10(抜粋)

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(相場を更新し、市場関係者のコメントなどを追加します)
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