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UBSや野村に計490億円制裁金、ソブリン債危機時に談合-欧州委

更新日時
  • UBSに1億7200万ユーロ、野村に1億2960万ユーロの制裁金
  • UBS、4-6月業績に最大1億ドルの打撃-野村は影響なしと説明

欧州連合(EU)の競争当局は、ユーロ圏ソブリン債危機時に国債取引で談合したとしてUBSグループ野村ホールディングス、ウニクレディトに合計3億7100万ユーロ(約490億円)の制裁金を科す。欧州委員会が20日発表した。

  欧州委は、ユーロ圏国債利回りが高騰していた2007-11年にトレーダーが相場に影響する情報を交換していたと判断。UBSに1億7200万ユーロ、野村に1億2960万ユーロ、ウニクレディトに6900万ユーロの支払いを命じた。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの1部門は不正について最初に当局に報告したため制裁金を免れた。破綻したドイツの銀行ウェストLBの後継銀行であるポルティゴンは昨年の収入がなかったため制裁金を科されなかった。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)とナティクシスのトレーダーらもこのカルテルに加わっていたが、EUが調査を開始する5年前に脱けていたため、両行は制裁金の対象にはならなかった。

  UBSは制裁金が4-6月(第2四半期)の業績に最大1億ドル(約109億円)の打撃を与える可能性があるとし、不服申し立てを検討していることを明らかにした。同行は「何年も前に、プロセスを是正し改善する措置を取った」とのコメントを出した。

  ウニクレディトは制裁金について「強く異議を唱える」として、EU一般裁判所で争う方針を示した。

  野村は「2011年の約10カ月間」に2人の元社員がとった「過去の行為」に関連して制裁金が科されたと発表文で説明。制裁金は全額引き当て済みであり、22年3月期の連結業績に影響はないとした上で、EU一般裁判所への「提訴を含めた対応を検討していく」意向を示した。

 

原題:UBS, Nomura Hit Hardest as EU Fines Crisis-Era Bond Cartel (2)UBS, Nomura Hit Hardest as EU Fines Crisis-Era Bond Cartel (1)UBS, Nomura Fined $452 Million for Financial Crisis Bond Cartel、UBS Sees Up to $100 Million Second-Quarter Hit from EU Fine (1)(抜粋)

(最終段落に野村の業績見通しへの影響などを加えて更新します)
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