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LIBORカウントダウン、いら立つ借り手-移行プランの説明もなく

  • 金融機関から情報が得られないか、情報が限られると約60%が回答
  • 「少なくとも大まかなコンベンション提案するよう銀行に求めたい」

国際的な指標金利のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は翌日物と1カ月、3カ月、6カ月、12カ月物のドルLIBORを除き、年末で公表が停止されるが、金融機関から代替金利に連動する商品のオファーもなければ、移行プランの説明もないと思われる状況に借り手はいら立ちを募らせている。

  物流施設を専門に不動産開発・リースなどを行う米プロロジスはクレジットファシリティー(与信枠)の再交渉を目指している。しかし金融機関からは、米連邦準備制度理事会(FRB)が推す代替指標、担保付翌日物調達金利(SOFR)を参照金利とする選択肢の提示はない。代替参照金利委員会(ARRC)のオンラインセミナーで、同社のバイスプレジデント、レジナ・オチェフ氏が語った。

  ファイナンシャル・プロフェッショナル協会(AFP)が最近実施した調査に対し、LIBORからの移行に関する情報が金融機関から得られないか、情報が限られると約60%が回答した。AFPの資金サービス担当ディレクター、トム・ハント氏が明らかにした。LIBORからの円滑な移行を目指すARRCも3月の中間報告で同じような懸念を示していた。

  プロロジスのオチェフ氏は先週、「何らかの現実的な選択肢について真面目に考え、それに沿って準備し、(ポストLIBORのオファーに関し)少なくとも大まかなコンベンション(利息計算方式)を提案するよう銀行に求めたい」と発言した。

  これに対し、米銀ウェルズ・ファーゴのLIBOR移行責任者、ブライアン・グラベンスタイン氏はオンラインセミナーで、SOFRとポンド翌日物平均金利(SONIA )の両方に関しては、同行の場合「開店」しており、「フルラインアップの金融商品」を顧客に提供していると説明した。

原題:Libor Countdown: Borrowers Concerned Over Lack of SOFR Access(抜粋)

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