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モルガンSが慎重派に、クレジットと米株の判断を「中立」に引き下げ

  • クレジットは割高であると同時に景気過熱に弱い
  • 米国株はより割安な欧州や日本の株式に比べ不利

世界経済の過熱に警鐘を鳴らすウォール街の慎重論者に、モルガン・スタンレーが加わった。

  チーフクロスアセットストラテジストのアンドルー・シーツ氏は半期の見通しで、大規模な財政支出、金融緩和、ワクチン接種拡大、史上最高の貯蓄率によって投資家は10年ぶりの「熱く、短い」景気循環に直面すると分析。一方、インフレ加速と金融引き締め、マージン圧力、増税の可能性がリターンの重しとなり得ると指摘し、クレジットや株式などのリスク資産の判断を引き下げた。

  シーツ氏は16日のリポートで「強い景気は状況をややこしくする。安値からわずか14カ月で、投資のタイミング的にはサイクルの初期にあるものの、状況的にはサイクル中期の様相がますます濃くなり、バリュエーションはサイクルの後期にある」と分析した。

  インフレ懸念の中で他社も世界経済過熱の影響について警鐘を鳴らしている。Tロウ・プライス・グループは17日、世界経済の成長がピークに達する中で株式相場は下落しやすくなっていると指摘。ウニクレディトのストラテジストらは14日のリポートで、相場はリスクオフに向かう公算が大きいとの見方を示した。

Morgan Stanley cuts risk asset exposure after strong run

  モルガン・スタンレーはクレジットの投資判断を「ニュートラル(中立)」に下げ、「これまで目覚ましい好パフォーマンスを上げてきたが、割高であると同時に景気の過熱に弱い」と論じた。

  米国株も、より割安な欧州や日本の株式に比べ不利だとして中立に引き下げた。そのほか幾分の利回り上昇と若干のドル上昇を予想している。

Global technology gauge has broken below its pandemic uptrend

原題:
Morgan Stanley’s Sheets Joins Wall Street Crowd Turning Cautious(抜粋)

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