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【米国市況】株続伸、インフレ懸念やや和らぐ-利回り低下でドル下落

14日の米国株式相場は続伸。米国債利回りも2日連続で低下した。鉄鉱石など商品市場の一角が下落したことを受け、インフレ懸念が和らいだ。

  • 米国株は続伸、エネルギーやテクノロジー銘柄がけん引
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.63%
  • ドル全面安、米小売売上高などの経済指標も影響
  • NY原油は反発、株価上昇やドル下落で-週間では3週連続高
  • NY金は続伸、ドルと米国債利回りの下げで-小売売上高の失速も材料

  S&P500種株価指数は前日比1.5%高の4173.85で終了。ダウ工業株30種平均は360.68ドル(1.1%)高の34382.13ドル。ナスダック総合指数は2.3%上げた。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.63%。

  エネルギー株とテクノロジー銘柄がS&P500種の上げをけん引。同指数は12日には、2月以来の大幅安で引けていた。ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は、14日に2.2%高。S&P500種の上昇率を上回り、米インフレ指標を受けて週半ばに下げた相場が勢いを取り戻しつつあることが示唆された。ただ、両指数ともに週間ベースでは下落で終えた。

  リクイッドネットのトレーディングアルファ責任者、サイモン・モーガン氏は「年末までの相場はなお上昇軌道にある。これまでの累積需要について、投資家心理は明らかに極めて楽観的だ」と述べた。

  外国為替市場では、ドルが主要10通貨全てに対して下落。国債利回りの低下に加え、4月の米小売売上高が前月比横ばいにとどまったことや5月の米ミシガン大学消費者マインド指数の悪化が影響した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下と、失望を誘う雇用統計の発表があった今月7日以来の大きな下げ。週間ベースでは0.1%上昇した。

  ドルは円に対しては前日比0.1%安の1ドル=109円35銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.2146ドル。

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  ニューヨーク原油先物相場は反発。約1カ月ぶりの大幅高となり、1バレル=65ドルを上回った。株式相場の上昇が支えになったほか、ドルの下落を受けてドル建て商品の投資妙味も高まった。原油は週間ベースでは3週連続の上昇。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は1.55ドル(2.4%)高の1バレル=65.37ドルで終了。週間では0.7%上昇。ロンドンICEの北海ブレント7月限はこの日、1.66ドル上げて68.71ドル。週間では0.6%上昇。

  ニューヨーク金相場は続伸。ドルと米国債利回りが下げたことで、金の投資妙味が高まった。4月の米小売売上高が失速したことも、逃避先資産としての買いを促した。金は週間ベースでも上昇。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後2時17分までに、前日比0.7%高の1オンス=1840.20ドル。週間では0.5%上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限はこの日、前日比0.8%高の1838.10ドルで引けた。

原題:Stocks Finish Volatile Week Higher; Oil Rallies: Markets Wrap(抜粋)

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