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パウエルFRB議長続投の是非、進歩派の間でも見解の相違が露呈

  • パウエル氏に気候変動対策への貢献の経歴なしとリボルビング・ドア
  • CEPRのベーカー氏はパウエル氏の労働市場重視の姿勢を評価

来年2月に1期目の任期切れを迎えるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長について、バイデン大統領が続投させるべきかどうかを巡り、進歩派の間で意見が割れ始めている。

  環境保護団体シエラクラブを含む7つの団体は13日、パウエル氏続投の妥当性に疑問を呈し、次期議長により強力な気候変動問題のリーダーを指名するよう求めた。

  7団体の1つ、リボルビング・ドア・プロジェクトのエグゼクティブディレクター、ジェフ・ハウザー氏は発表資料で、「称賛に値する大胆な気候変動対策の公約をバイデン政権が果たすつもりなら、環境問題に強く取り組む人物をFRB議長に起用する必要がある」と主張。「FRBやそれ以前に勤務していた大手プライベートエクイティ (PE、未公開株)投資会社の記録には、パウエル氏がそうしたリーダーだと示唆するものは何もない」と指摘した。

  一方、左派寄りのシンクタンク、経済政策研究センター(CEPR)の共同創設者、ディーン・ベーカー氏は前日、パウエル氏続投への支持を表明していた。リボルビング・ドアはCEPRのプロジェクトの1つ。

  ベーカー氏は「パウエル氏が再任され、バイデン大統領がその決定をできるだけ早く公表すれば、経済にとって良いことだ」と述べ、パウエル氏がいかにして「インフレを引き起こすことなくホットな労働市場を可能な限り維持する」ことにFRBの焦点をシフトしてきたかを強調した。

  パウエル議長とクラリダ副議長、クオールズ副議長(銀行監督担当)が数カ月内に任期切れを迎えるほか、定員7人のFRB理事1人が空席の状態で、バイデン大統領にとってFRB指導部刷新の好機となっている。

  パウエル議長についてはこのほか、米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)のチーフエコノミストで、ハワード大学教授のウィリアム・スプリッグス氏も再任が望ましいとの考えを示している

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原題:
Progressives Split on Powell’s Renomination to Fed Chair(抜粋)

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