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みずほFG:今期純利益8%増、「強い不透明感残る」と坂井社長

更新日時
  • コロナ影響や経済回復ペース鈍化など先行き不透明感強い-坂井社長
  • 海外投資銀行業務は足元活況だが今期はスローダウンを見込む

みずほフィナンシャルグループは14日、今期(2022年3月期)の連結純利益予想が前期比8.2%増の5100億円になると発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均4651億円を上回った。

  上場投資信託(ETF)関係損益などを加えた今期の連結業務純益は前期比1.2%減の7900億円と減益となる見通し。一方、与信関係費用は1000億円と前期実績から1049億円の改善を見込む。

  同日会見した坂井辰史社長は、新型コロナウイルスのワクチン接種などの遅れが「経済の下押し要因」と指摘。日本経済は22年1−3月期に実質国内総生産(GDP)がコロナ前の水準に回復する前提としたが、「コロナ影響の長期化や経済の回復ペースの鈍化など依然として先行きは強い不透明感が残存している」との認識を示した。

  前期に好調だった海外の投資銀行業務については、「足元は活況だが、昨年よりはスローダウンを見込んでいる」と述べた。

  与信費用については、今期は1000億円を計上するが、実体ベースでは1900億円程度を見込む。前期までに将来を見越した「フォワード・ルッキング」で引き当てた分を充当する。坂井社長は「国内の中堅・中小企業を中心にじわじわとコロナの影響は累積的に及んでくる」と述べた。

  一方、株主還元策については「累進的な配当を基本とし、自己株式取得は機動的に実施する」との方針を打ち出した。配当性向については40%を目安に決定するという。

  同時に発表した前期(21年3月期)の連結純利益は前の期比5.0%増の4710億円だった。与信関係費用が2050億円と前の期と比べて333億円悪化したが、本業収益で補い増益を確保した。

Inside Mizuho Bank Office Ahead of Its Earnings Announcement

今期純利益は5100億円を見込む

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

(会見の内容など詳細を追加して記事を更新します)
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