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ウォラ-FRB理事、「一時的」なインフレ2%超えは22年末まで継続も

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、インフレ率が金融当局の目標である2%を上回るのは一時的だとしつつ、2022年いっぱい続く可能性があるとの見解を示した。

  ウォラー理事は13日、グローバル・インターディペンデンス・センターが主催したバーチャル形式のイベントで講演。事前に公表されたテキストによれば、「きのう発表された消費者物価指数(CPI)の伸びは予想外に大きかったが、インフレに上向きの圧力をかけている要素は一時的なものであり、緩和的な金融政策は景気回復の支援という点で引き続き重要な役割を担っている」と指摘。「われわれはインフレ率の一時的なオーバーシュートには過剰に反応しない」と述べた。

  また金融当局者らが景気回復の力強さを完全に判断できるようになるには、あと数カ月必要だとの認識を示し、期待外れとなった4月の雇用統計について「大きな驚きだった」と語った。

  理事は「5月と6月の雇用統計で4月が異常値だったと判明する可能性はあるが、当局はまずそれを実際に確かめてから、政策スタンスの調整について考え始めなくてはならない」と論じた。

  インフレ率上昇の背景としてウォラー理事は6つの要素を挙げた。ベース効果とエネルギーコストの上昇、財政投入による刺激策、積み上がった貯蓄からの支出、供給ボトルネック、労働者需要の増大に伴う賃金上昇だ。

  そうした要素が、今年と来年にインフレ率を当局目標の2%を上回る水準に押し上げる圧力になるとウォラー理事は指摘。その後は目標水準に戻るとの見解を示した。

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原題:Fed’s Waller Sees ‘Temporary’ Inflation Above 2% Through 2022(抜粋)

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