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Photographer: Josie Norris/Bloomberg
cojp

「一時的」なはずの米インフレ圧力、少なくとも数カ月持続か

  • 4月の消費者物価指数は前月比0.8%上昇-2009年以来の大きな伸び
  • 物価圧力の一部は経済再開と供給ボトルネックが原因

米国の消費者物価指数(CPI)が4月に予想を大きく超える上昇となり、エコノミストと政策当局者は「一時的」なはずのインフレ圧力がどの程度続くのかを思案している。少なくとも数カ月は持続するとの見方もある。

  アトランタ連銀のボスティック総裁は12日、インフレを巡るボラティリティーが「少なくとも9月いっぱい」続くとの見通しを示した。ホワイトハウスの高官らは「一時的」なインフレ圧力の期間が年末まで続く可能性があるとみている。当局者1人が匿名を条件に述べた。

米物価動向の実態巡り「多くのノイズ」を予想-アトランタ連銀総裁

  12日発表された4月のCPIは前月比0.8%上昇と、2009年以来の伸びを記録。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査での最も大きな上昇予想の2倍だった。高い伸びが経済再開と供給ボトルネックによるものだとすれば、物価圧力は数カ月で解消し得るとエコノミストはみている。

米消費者物価指数、前月比で2009年以来の大幅な伸び-予想上回る

  BMOキャピタル・マーケッツのエコノミスト、ジェニファー・リー氏は「それ以上続けば、圧力がインフレ期待に織り込まれ始める。そうなれば米連邦準備制度はもう少し注意を払うだろう。当局者の発言に変化が出る」とリポートで分析した。

  インフレ指標の高め水準がどの程度続くかは、金融当局が債券購入を縮小し、その後に利上げをするという引き締めプロセスを開始する時期に影響する。バイデン大統領と政権にとっては、4兆ドル(約438兆円)規模の経済対策案がどの程度議会を通過するかや共和党との交渉のあり方を左右するだろう。

  4月のCPI発表前に連邦準備制度当局者らは、物価圧力は一時的なものだとの見解を繰り返していた。当局は過去の低インフレ期の代償として目標を上回るインフレを一定期間容認する方針だ。

  ドイツ銀行のエコノミスト、ブレット・ライアン氏は「金融当局は少なくとも秋になるまで、何が新たなノーマルなのかを把握することはできないだろう」と述べた。学校の新学期を巡る状況を評価する必要があるためだ。「全てを考えると、インフレ圧力が一時的なものかどうかを当局がつかむまでに少なくとも6カ月を要し、確固たる結論を出すには12カ月かかる可能性が高いと思う」と語った。

原題:‘Transitory’ U.S. Inflation Pressures Seen Lasting for Months(抜粋)

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