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Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
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米CPI大幅上昇、主因は中古車価格の高騰-1953年以降で最大の伸び

  • 半導体不足による新車生産減少で中古車需要が増加
  • 全体的なインフレ加速と同様、自動車価格上昇は一時的との見方多い

中古車価格の前例のない高騰が、先月の米インフレ率の予想を超える大幅上昇を招いた最も大きな要因となった。

  米労働統計局によると、セダンやピックアップトラック、スポーツタイプ多目的車(SUV)など中古車の価格は4月に10%上昇。1953年までさかのぼるデータで最大の伸びとなり、4月の消費者物価指数(CPI)の前月比上昇率(0.8%)への寄与の3分の1余りを占めた。CPI上昇率はエコノミスト予想の4倍の水準だった。

米消費者物価指数、前月比で2009年以来の大幅な伸び-予想上回る

  半導体不足で新車生産が減少する中、消費者とレンタカー会社は共に必要な車を中古車市場で調達することを余儀なくされている。その結果、自動車オークションで米最大手のマンハイムの卸売価格の指標は急伸しており、4月に前年同月比54%上昇した。

レンタカー会社がオークションで中古車調達-半導体不足で苦肉の策

  ただ、大部分のアナリストは自動車価格上昇について、全体的なインフレ加速と同様、一時的となる公算が大きいと指摘する。自動車販売急増の背景にあるのは、新型コロナウイルス禍の自動車旅行ブームや、公共交通機関の利用に対する慎重な姿勢だが、こうした傾向は今後数カ月に弱まる可能性がある。

  独立系自動車業界コンサルタント、マリアン・ケラー氏は「これが永遠に続くことはない。事態は正常に戻るだろう」と指摘した。

原題:
Record Surge in Used-Car Prices Is Key Culprit in Inflation Jump(抜粋)

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