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物言う株主米バリューアクト、7&iHD株を1700億円保有と発表

更新日時
  • 3800万株は全株式の約4.3%に相当、7&iHDの4位株主に
  • 経営陣との対話を通じ相互理解を深めることができたとファンド側

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米アクティビスト(物言う株主)のバリューアクト・キャピタルは13日、セブン&アイ・ホールディングス(7&iHD)株を3800万株(12日終値で約1745億円)以上保有していると発表した。3800万株は全株式の約4.3%に相当する。

Convenience Stores Ahead Of PPI Figures Release

セブン&アイ・ホールディングスのロゴ

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  発表文によると、バリューアクトは7&iHDを新たな中核的投資先企業と位置付けた。ブルームバーグのデータによると、4位株主に当たることになる。発表を受けて7&iHDの株価は一時前日比7.4%高の4930円まで上昇し、2019年2月以来の高値を付けた。

  同ファンドのパートナーでオリンパスの社外取締役でもあるロバート・ヘイル氏は「経営陣との対話を通じ相互理解を深めることができたと感じており、今後、長期間にわたり協働する機会を待ち望んでいる」とコメント。

  ヘイル氏はまた、7&iHDにとってコンビニエンスストア事業は「重要な中核事業」で、7&iHDが「セブンイレブンのフランチャイズビジネスの持続的成長、イノベーション、洗練されたオペレーションへと一層注力することでグローバル・チャンピオン企業へ成長することができると確信している」との認識を示した。

  一方、バリューアクトの7&iHD株保有について先に報じたロイター通信によると、同ファンドは会社分割の可能性を含めた改革の検討を7&iHDに迫る考えで、投資家向け書簡で、セブンイレブン事業は再編やスピンアウト(分離)により、親会社の現在の評価の2倍強になる可能性があると指摘したという。

  7&iHD広報担当の中田智史氏は、個別株主の案件についてはコメントを差し控えるとした上で「本件に限らず、今後とも当社は株主様との対話を続けて参ります」とコメントした。

  バリューアクトは2000年設立の米サンフランシスコを拠点とする投資ファンド。19年に投資先のオリンパスに社外取締役2人を送り込むなど、積極的に経営に関与する投資スタイルで知られる。日本企業では、オリンパス以外にJSRなどにも投資している。  

(2段落目に7&iHDの株価動向を追加します)
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