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ハイテク株の混乱、オプション市場が一因か-プット需要急増でヘッジ

  • オプション市場のマーケットメーカーがナスダック先物を売り
  • 「高ボラティリティーは今週いっぱい続くだろう」-分析会社

インフレ、高いバリュエーション、金利上昇はいずれも今週のハイテク株売りの元凶として名前が挙がっているが、株式オプションもこの動きの一因である可能性がある。

  ウォール街のデリバティブディーラーたちが、売りに備えるオプションへの強い需要を相殺するためのヘッジによって相場の動きを増幅しているという説だ。いわゆる「ガンマヘッジ」では、オプション市場のマーケットメーカーがリスクを管理するために原資産である株式を売買する。

  オプションディーラーがこの方法でエクスポージャーを調整することで、日中のボラティリティーを実際高める状況を学術的研究は昨年示した。 ナスダック100指数が11日に2%下落した後に下げの大半を埋めるなど、変動の激しさは最近顕著だ。同指数のインプライドボラティリティーの指標は同日、3月以来の高さになった。

  仕組みを説明するとこうだ。ナスダック100に連動する上場投資信託(ETF)「インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ)」のプット需要が急増し、ディーラーのポジションのバランスが崩れた。こうした不均衡をならすためにオプション市場のマーケットメーカーはナスダック先物が上昇すれば買い、下落すれば売るが、これは「ネガティブガンマ」として知られるボラティリティーを高める取引だ。

Put options on QQQ have been more popular than call contracts

  オプション分析サービスを提供するスポットガンマのブレント・コチュバ氏は、現在QQQにネガティブガンマが影響を及ぼしているため、「高ボラティリティーは今週いっぱい続くだろう」と述べている。

  QQQのプットの未決済建玉はコールに比べて急激に増加しており、ディーラーが不意を突かれた可能性があることを示唆している。同時に、投資家がナスダック100の下落を見込んでいたこともうかがわれる。

  ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのストラテジスト、チャーリー・マケリゴット氏もオプションの不均衡を指摘し、ディーラーのヘッジ活動が相場変動の「促進剤」の役目を果たしていると11日に述べた。

原題:
The Options Market May Be Fueling the Turbulence in Tech Shares(抜粋)

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