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中国の生産者物価、4月は17年10月以来の伸び-商品値上がりで

更新日時
  • 生産者物価指数は6.8%上昇、予想上回る-消費者物価は比較的抑制
  • CPIとPPI乖離拡大、中国経済のまだら模様の回復示唆-ANZ

中国の生産者物価は4月に加速し、2017年10月以来の伸びとなった。商品価格の上昇や比較対象となる前年同月の水準が低かったことが影響した。一方、消費者物価上昇率は比較的抑制された水準にとどまった。

  国家統計局が11日発表した4月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比6.8%上昇。ブルームバーグのエコノミスト予想中央値は6.5%上昇、3月は4.4%上昇だった。

  消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.9%上昇。エコノミスト予想の1%上昇を若干下回った。3月は0.4%上昇だった。

China's PPI surged in April while CPI remained relatively subdued

  世界的な需要増や供給不足を背景とした商品高で世界的にインフレ懸念が広がっている。製造業が小売業者への価格転嫁を始める中で、世界最大の輸出国である中国の生産者物価加速は世界の物価動向に新たなリスクとなる。

インフレリスク高まる、供給不足で企業は値上げ余儀なくされる可能性

  中国当局は商品価格による国内経済への影響は限定的との見通しを示し、物価の伸びは全般的に制御されていると主張しているが、企業へのコスト負担を抑えるため原材料市場に対する管理を強化する方針も表明している。

  一方、CPIバスケットの主要項目である豚肉価格が下落する中で、消費者物価は4月も比較的抑制されていた。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中国担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏はCPIとPPIの乖離(かいり)の広がりについて、「中国経済の回復がまだら模様であることを示唆している」と指摘。「商品高にもかかわらず、サービス業はまだ追い付けていない」と述べた。

  楊氏は賃金が後れを取っており、中国人民銀行(中央銀行)は「おおむね中立的な」政策スタンスを維持する公算が大きいとも語った。

原題:China’s Producer Prices Surge Alongside Soaring Commodities (1)(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)
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