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日本株は大幅安、商品市況高で米インフレ懸念-東証1部9割超え下落

更新日時

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東京株式相場は大幅に反落。商品市況高騰によるインフレ加速が米経済の妨げになることが警戒された。東証1部銘柄のうち9割以上が値下がりするほぼ全面安となり、半導体関連を含む電機をはじめ、機械や化学株などの下げが目立った。個別ではソフトバンクグループが6%超える下落となり、日経平均株価の下げ幅は900円を超えた。

  • TOPIXの終値は前日比46.35ポイント(2.4%)安の1905.92
  • 日経平均株価は909円75銭(3.1%)安の2万8608円59銭
TOPIXの推移

市場関係者の見方

さわかみ投信の草刈貴弘最高投資責任者

  • 海外投資家にとってはドル建てベースで日本株が上がらず投資しにくい状態が続く中で、主要企業の決算発表で業績見通しが保守的で、国内のワクチン接種は遅れ、経済の回復が進む要素がない
  • 緩和マネーでコモディティ価格が上昇している上に、米国ではバイデン政権のインフラ投資により雇用が創出され最低賃金が上がり消費が拡大することを考えると、インフレが起きる状況は揃っている
  • 物価の先高観が強まれば利上げしないと景気はオーバーペースになるが、金利が上昇するとハイテク株は今のバリュエーションでは厳しくなる

大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジスト

  • 期待インフレ率が上昇してきている一方で、名目金利は大きく上昇しておらず、投資家の中にインフレが長期化するのか迷いがある状況
  • 今週は米国で国債の入札や物価関連指標の公表を控え、一段の金利上昇への警戒感が意識され、見極めるまでは日本株は買いづらい
  • 米物価の伸び率は昨年4-6月期が極端に低く、目先の伸び率は強めに表れるが7-9月期以降は鈍化するという見方が、市場参加者でやや揺らいでおり成長株が不安定な動きをしている

東証33業種

下落率上位機械、精密機器、情報・通信、ガラス・土石、その他金融、電機
上昇海運

背景

  • サイバー攻撃受けた米パイプライン会社、週末までの復旧を約束
  • 米5年物ブレークイーブン・レートが上昇、2006年以来の高水準に
  • ニューヨークガソリン先物0.3%高-原油先物は小幅高
  • ニューヨーク金先物、4日続伸-予想下回る米雇用統計受け
  • 米国株はハイテク株中心に売り、ナスダック100は2.6%安
  • 米10年債利回りは1.6%程度
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