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ブリンケン国務長官が中国を遠回しに非難-王毅外相司会の国連会合で

  • 「他国に選択や決定を指図・強制」する国を批判-名指しはせず
  • 「西側諸国は国際法の基準にもはや関心ない」-ロシア外相

ブリンケン米国務長官は7日、多国間協力に関する国連安全保障理事会のオンライン会合で、人権や領有権問題などを巡る中国の行為について、名指しを避けながらも遠慮がちとは言い難い口調で批判した。また、トランプ前政権時代の米国の失敗を認めた。

  ブリンケン長官は、会合の司会を務めた中国の王毅外相の後に発言。南シナ海における中国の領有権主張や新疆ウイグル自治区のウイグル族弾圧、ロシアのウクライナに対する行為などを遠回しに非難した。

Secretary Of State Blinken Testifies Before House Foreign Affairs Committee

ブリンケン米国務長官

写真:Ting Shen / Bloomberg

  ブリンケン氏は「中国」とは一切述べず、「力の行使によって領有権問題を解決」しようとしたり、権利を主張して「他国に選択や決定を指図・強制」する国々を批判した。

  人権を巡っては、国の領土内で行われる暴力を国連やその他国際機関が批判することはできないとの考え方に反論。どの国にも自由裁量は与えられていないとした。

  ウイグル問題への国際的な批判に対し、中国は内政干渉だとしている。

  ブリンケン氏の発言後、王外相は米国が「方向転換」して多国間主義を実践するよう全てに国が期待していると述べ、「イデオロギーに基づいて世界を分断することは多国間主義の精神に反する」とした。

Wang Yi

中国の王毅外相

写真:Qilai Shen / Bloomberg

  ロシアのラブロフ外相も「西側諸国は国際法の基準にもはや関心がなく、自らが設定した規則と秩序に従うよう他の全ての国に要求するようになっている」と述べた。

  ブリンケン長官は、米国第一主義を掲げたトランプ前政権の行動が「規則に基づく秩序を損ない、米国のコミットメントに対し他国が疑問を持つようになった」と認めた上で、米国は全ての国に恩恵をもたらす安定した国際秩序を求めていると強調した。

G7外相会合、人権問題などで中国を名指しでけん制-共同声明

原題:Blinken Offers Veiled Jabs as Top China Diplomat Hosts UN Event(抜粋)

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