コンテンツにスキップする

WHO、中国医薬集団のコロナワクチン緊急使用認める-利用拡大へ

  • WHOなど主導のCOVAXでも利用、EUが接種者の入域許可も
  • 感染拡大阻止の有効性に依然疑問-発症・重症化防止は79%とWHO

世界保健機関(WHO)は中国医薬集団(シノファーム)の新型コロナウイルスワクチンを緊急使用リストに追加した。ワクチン接種を急ぐ国々での利用拡大に道が開かれた。

  WHOのテドロス事務局長が7日にツイッターで明らかにした。18歳以上を推奨対象年齢としている。

  これによりシノファームはWHOなどが主導するワクチン共同購入の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」へのワクチン提供が認められる。COVAXにはこれまでに、米ファイザーとそのパートナー企業である独ビオンテック、英アストラゼネカ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが加わっている。

  また、シノファームのワクチンを接種した渡航者の入国・入域が認められる可能性も生まれそうだ。欧州連合(EU)はこのワクチンを域内で承認していないが、WHOが使用を認めたワクチンを接種した渡航者の入域許可を検討できるとの姿勢を示していた。

  ただ、このワクチンは重症化を防げるが、感染拡大を阻止する効果については依然疑問がある。世界でワクチン接種率が最も高いのはセーシェルで、同国では投与されたワクチンの約60%がシノファーム製。それでも新規感染は増加し、感染拡大阻止の制限措置を一部再導入せざるを得なくなった。このワクチンの発症と重症化を防ぐ効果は全年齢グループの合計で79%だと見積もられると、WHOは説明した。

原題:Sinopharm Vaccine Gets WHO Backing, Facilitating Broader Use (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE