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ジャンク債をヘッジファンドが大幅ショート、2008年以来の規模

金利上昇とバリュエーションの懸念を抱えるジャンク級や投資適格級の債券が、ヘッジファンドにとってショートの格好の対象となっている。

  インフレ見通しの上昇で国債利回りが上昇傾向をたどる中で、長期物を中心に債券市場が新たな売りに見舞われると投機筋はみている。最もリスクの高い「CCC」格付けの価格水準について、市場の専門家は「行き過ぎ」だと警告を発していた。

高リスクのCCC債、金融危機とドットコム・バブル崩壊前の水準に

  IHSマークイットによると、トレーダーがショートするため借り入れた世界のハイイールド債は550億ドル(約6兆円)相当に上る。この額は2008年の水準に迫る規模で、今年初めの約350億ドルから急増した。

  ユーロ建て投資適格級債券でのネットショートは約300億ドルと、2014年初め以来の高水準にある。

  ジャナス・ヘンダーソンのポートフォリオ・マネジャー、ティム・ウィンストーン氏は、スプレッドが縮小し金利上昇が懸念されるようになっていることを挙げ、このショートが「さらに膨らむとみている」と話した。「現在のバリュエーション水準では、ヘッジファンドなどさらに多くがショートを組んでも不思議ではない」と続けた。

  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)などの債券投資家は最近、債券に対する全般的な強気ポジションを縮小し、1年余りにわたった上昇相場でバリュエーションが割高になったと指摘していた。

Bad Vintage

Almost a quarter of 2021 European junk issues are indicated below re-offer

Source: Data compiled by Bloomberg

Notes: European high-yield notes issued in 2021; ex. SSAs and financials; Iceland and TalkTalk denominated in sterling, rest in euros

原題:
Hedge Funds Make Biggest Short Bet on Junk Bonds Since 2008 (1)(抜粋)

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