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トレーダーのインフレ期待、13年で最高-米金融当局の見解と衝突

  • 5年物ブレークイーブン・レートが2.7%突破、08年7月以来の最高
  • 物価上昇圧力は当局の見解通り一時的なものかという議論が熱帯びる

債券トレーダーの今後5年のインフレ予想を示すブレークイーブン・レートが5日に2.7%を突破し、2008年7月以来の最高を記録した。米供給管理協会(ISM)が同日発表した非製造業の仕入れ価格指数も08年以来の高水準となり、インフレ圧力が高まっているとの議論をさらにかき立てた。

米ISM非製造業景況指数、予想外に低下も過去2番目の高水準

  商品価格の変動にあまり敏感ではない10年物のブレークイーブン・レートも数年ぶり高水準となったものの、5年物よりは低く、債券市場が6年目より後のインフレについてはそれほど懸念していないことがうかがわれる。

Five-year measure of inflation expectations at highest since before 2008 crisis

  世界的な経済再開の中で活発になっていたいわゆるリフレ取引がここ数週間に一服しており、物価上昇圧力は米金融当局の見解通り一時的なものにすぎないのかという議論が熱を帯びている。市場参加者の多くは商品相場の上昇と供給不足を理由にインフレ復活は本物だと論じる。

  ラボバンクのストラテジスト、リチャード・マクガイア氏は、「判断が不可能な二元的なもの」が多数あると指摘し、新型コロナウイルス危機後の強いインフレの勢いに対する懸念と、価格上昇は一時的なものだとする米金融当局の主張の衝突が、「将来に関する不透明感を浮き彫りにしている」と述べた。

原題:
Traders Push Inflation Gauge to 13-Year High as Debate Rages (1)(抜粋)

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