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日本株反発、米指標やワクチンで正常化期待-自動車など景気敏感主導

更新日時

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東京株式相場は大幅に反発。TOPIX(東証株価指数)と日経平均株価の上昇率は一時2%を超えた。米指標が景気回復の継続を示した上に、ワクチン接種が進む海外の経済活動正常化への期待が高まった。自動車や商社、機械など景気敏感業種を中心に、東証33業種のうち32業種が上昇した。東証1部売買代金は概算で約3兆3800億円と3月29日以来の高水準だった。

  • TOPIXの終値は前営業日比29.16ポイント(1.5%)高の1927.40
  • 日経平均株価は518円74銭(1.8%)高の2万9331円37銭
TOPIXの推移

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏ストラテジスト

  • 米国は経済指標からみると需要が堅調で、連休明けは投資家がポジションを取りやすくなっている
  • 海外の経済正常化に向けた動きが日本株にも影響を与え、パルプ・紙や海運など景気に左右される銘柄が上昇
  • イエレン米財務長官の発言は米経済がしっかりする中での一般的な発言で、株価にとってポイントとなる実質金利は低下しておりプラス

ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト

  • 米国でナスダック総合指数が下げハイテク関連株に手が出しにくい一方で、ダウ工業株30種平均が最高値を更新した安心感から日本でも景気敏感銘柄が買われている
  • イエレン財務長官の発言を受けてナスダック総合指数は下げたが、発言の修正や米長期金利が大型連休前よりも低下していることが安心感につながっている
  • 国内では内需やコロナの打撃を受ける業種は厳しいだろうが、消費意欲は旺盛でマイカー移動や屋外などの環境で消費する傾向は強まっている
  • ニューヨーク市で7月から経済活動が再開することや、いくつかの米州や英国でも完全正常化に向けて動き出し、きょうの日本株は国内の緊急事態宣言が延長になる可能性は織り込んだうえで上昇しており、仮に延長が決まっても株価への影響は大きくないだろう

東証33業種

上昇率上位鉄鋼、パルプ・紙、海運、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、精密機器
下落率上位その他製品

背景

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