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ウーバー、運転手採用コストが4-6月期業績圧迫へ-株価下落

更新日時
  • 運転手を「労働者」と認定した英最高裁判断受け6億ドルの費用計上
  • 調整後損失は3.59億ドル、1株当たり6セントの赤字

配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズは5日、運転手採用にかかる支出が4-6月(第2四半期)の業績に影響し、年内の黒字化達成目標の新たなハードルになるとの見通しを示した。

  ウーバーは同日発表した1-3月(第1四半期)決算に関するアナリスト向け電話会見で、新型コロナウイルス禍で転職や外出を自粛した運転手を呼び戻すためのボーナスなどのインセンティブ支給により、今四半期は乗車料金からのウーバーの取り分が約20%減ることを明らかにした。

  この見通しに加え、1-3月の減収を受け、ウーバー株は時間外取引で一時4%強下落した。

  ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は調整後四半期利益の黒字化を年内に達成する方針をあらためて表明した。1-3月期決算では、配達業の好調に支えられ、グロスブッキングが24%増加した。ウーバーで顧客が支出した総額は195億4000万ドル(約2兆1330億円)と、ブルームバーグが集計したアナリスト平均を上回った。

  発表資料によると、調整後ベースで赤字は縮小。利払いや税金などの費用控除前の1-3月の損益は3億5900万ドル(1株当たり6セント)の赤字と、ブルームバーグが集計したアナリスト予想の平均より小幅な赤字幅にとどまった。

  新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の下で、ウーバーはかなりのコスト削減を実行。人員を減らし、高コストの自動運転車事業なども売却した。

  配達業の収入は前期比28%増の17億ドルに上り、前年同期比では3倍強に増えた。

  しかし、ウーバーの運転手を「労働者」と認定した英最高裁の判断を受け、所定の手当の支給などに同意したことに伴い、同社は6億ドルの費用計上を余儀なくされ、それが業績を圧迫した。

原題:Uber Says Costs to Recruit Drivers Will Weigh on Results (3) (抜粋)

(業績見通しを追加して更新します)
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