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英中銀は金融緩和縮小の検討開始か、6日に政策発表-景気回復が進展

  • 6日発表の経済成長とインフレの見通し、上方修正はほぼ確実
  • みずほやBofA、クレディSは6日のQE微調整発表を予想

新型コロナウイルス禍から英国経済が回復に向かう中で、イングランド銀行(英中央銀行)が今週の政策会合で金融緩和を縮小する方法や時期を巡る議論を開始するとの臆測が浮上している。

  エコノミスト調査によれば、英中銀金融政策委員会(MPC)は今年の債券買い入れ目標額を1500億ポンド(約22兆7000億円)で維持する見通し。債券買い入れプログラムを11月に突然終了させずに年内いっぱい継続できるよう、ペースを減速させると見込む投資家もいる。

  そのような措置がとられれば、英中銀MPCは現行の金融緩和策を解除する時期に近く焦点を絞るとの観測が強まるだろう。英中銀は6日、政策決定と併せて経済成長とインフレの見通しを発表するが、この2つは上方修正されることがほぼ確実だ。

  HSBCホールディングスのシニアエコノミスト、エリザベス・マーティンス氏(ロンドン在勤)は、英中銀の動きについて「小規模なテーパリングを決定する公算は大きいと考えている。市場はその用意が十分にできている」と述べ、「購入ペースの縮小が大規模であれば、タカ派的と捉えられるだろう」と指摘した。

  

Slowing the Flow

Tapering pace of purchases allow BOE to keep buying for longer

Source: BOE, Bloomberg calculations

NOTE: Figure for required purchases based on buying needed to hit £875b by the end of 2021, including reinvesting money from expired gilts

  英中銀のベイリー総裁は、経済がインフレを誘発せずに18世紀以降で最悪のリセッション(景気後退)から力強く回復することを後押ししようとしている。バンク・オブ・アメリカ(BofA)やみずほフィナンシャルグループクレディ・スイスなどは英中銀が6日に資産買い入れ計画の微調整を発表すると予想しているが、こうしたアナリストは少数派だ。

  英中銀は週44億ポンドのペースで買い入れを続けている。このペースでは11月初めに目標額に達すると、ラムスデン副総裁が2月に指摘。同副総裁は当時、「年内のある時点でペースを幾分減速させると見込んでいる」と語っていた。

Pandemic Toll

The U.K. borrowed more in 2020-21 than in any year in modern peacetime

Source: Office for Budget Responsibility, Office for National Statistics

原題:
BOE Weighs When to Taper Its Stimulus as U.K. Economy Rebounds(抜粋)

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