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FRB議長「米経済見通し、確実に明るさ増した」、ペースに格差

更新日時
  • 米景気回復は「真の意味で進展」低所得層では回復ペースはより緩慢
  • 極めて旺盛な需要のため住宅市場の需給は当面タイトになる見通し

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、米景気回復は「真の意味で進展しつつある」と指摘した。ただその一方で、今回の景気下降が人種や所得によっては特に厳しいものとなっており、回復は一様でないとの認識も示した。

  パウエル議長は3日、全米地域再投資連合(NCRC)の会議で講演し、「米国の経済見通しは確実に明るさを増した」としながらも、「低所得層では回復ペースはより緩慢になっている」と語った。

  収入が最も低い層では勤労者の20%近くが、景気悪化から約1年が経過した2月時点でなお失業していたと説明。この割合は、所得が最も高い層ではわずか6%だったという。     

  パウエル氏はFRBが今月発表する「家計経済と意思決定に関する調査(SHED)」報告の内容に言及し、「親の22%は保育や対面授業の中断で就労していないか、仕事が減った」とした上で、「黒人の母親で36%、ヒスパニックの母親では30%と、偏った影響が認められた」と述べた。

  講演後の住宅市場に関する質問には、低い住宅ローン金利に加え、新型コロナウイルス禍に対応する経済対策による家計支援が追い風となり、「需要は旺盛だ」と分析。「初めて家を買う人の参入が難しくなっている。極めて旺盛な需要のため、住宅市場の需給は当面タイトになる」との見通しを明らかにした。

原題:Powell Says Economy Making Real Progress But Disparities Weigh(抜粋)

(住宅市場に関する見解などを追加して更新します)
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