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【新型コロナ】シンガポールが制限強化-インドの死者数2倍に増加も

更新日時
  • インドの感染者数2000万人突破、モディ首相への圧力強まる
  • シンガポールは香港との「航空トラベルバブル」変更の可能性検討

シンガポール政府は香港との「航空トラベルバブル」計画を変更する可能性を検討していることを明らかにした。新型コロナウイルス感染再拡大で同国は新たな規制導入を余儀なくされている。シンガポールはコロナ封じ込めに最も成功している国の1つと見なされていた。

  シンガポールは4日遅く、インドで広がっている変異種の感染拡大を抑えるため、集会人数の上限を5人までに制限するほか、入国時の隔離措置を厳格化するなど3週間にわたり制限を設けると発表した。シンガポールは相互に往来する住民を対象に新型コロナ対策の隔離措置を免除する「航空トラベルバブル」の運用を今月26日に開始することで香港と合意していた。

  インドの新型コロナ感染症による死者数は現在の水準から2倍に増える可能性があると最新の調査結果が示唆した。モディ首相がロックダウンを求める圧力に抵抗する中で、ラジャン元インド準備銀行(中央銀行)総裁は「リーダーシップの欠如」と批判した。インドのクリケット管理委員会は選手の複数の選手が新型コロナ検査で陽性と判定されたことを受け、プレミアリーグの開催を延期した。

  バイデン米大統領は独立記念日の7月4日までに成人の70%にワクチン接種を少なくとも1回行うという新たな目標を設定した。新型コロナ検査やワクチン接種の加速に向け、米厚生省から地方の病院・診療所に計約10億ドル(約1090億円)が支給されると米政府が発表した。

米、7月4日までに成人7割へのワクチン接種目指す-バイデン大統領

  英国のジョンソン首相はロックダウン(都市封鎖)規制を向こう7週間で段階的に解除すると発表した。デンマークは今週、行動制限を緩和する。

  ラオスやタイなどの東南アジア諸国、インドと国境を接するネパールやブータンなどが過去数週間に新規感染者の急増を報告した。感染力の強い変異株の流行が主な理由だが、対策財源の不足や準備不足も挙げられている。

インドだけではない、東南アジアなど途上国で変異株感染が急増

  インド最大野党の国民会議派は全国的なロックダウンを求めていると英BBCが報じた。同国の新型コロナ感染者数は2000万人を突破した。一方、モディ首相は経済への影響を理由に難色を示している。

  インド理科大学院のチームは数学的モデルを使い、現在のトレンドが続けば、6月11日までに新型コロナ感染症による死者数が約40万4000人に達すると予想。米ワシントン大学医学部の保健指標評価研究所(IHME)のモデルでは、7月末までに101万8879人が死亡すると予測されている。

  シンガポールは集会人数の上限を8人から5人に引き下げ、入国時の隔離措置を強化した。8日以降、一部を除き隔離期間は現行の14日から21日に延長される。職場についても、オフィスに復帰できる社員数の上限を従来の75%から50%に引き下げると保健省が発表した。

  マレーシアはスランゴール州の6地区で行動制限を強化。6日から17日まで経済活動は認められるが、域内での集まりは禁止されると国防相が発表した。

原題:Singapore Weighs H.K. Travel Bubble; Sydney Case: Virus Update(抜粋)

(インドやシンガポールに関する情報を追加して更新します)
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