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Photographer: Jean Chung/Bloomberg
Cojp

アップル株下落、成長の持続性と半導体不足を巡る懸念で

  • 半導体不足が30億-40億ドルの減収要因になる可能性-CFO
  • 巣ごもり消費の好調がいつ巻き戻すかが重要な問題-アナリスト

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アップルの株価が29日、前日比で一時0.9%下落した。1-3月(第2四半期)決算は好調だったが、4-6月(第3四半期)以降に成長を維持できない可能性や、一部機器用の半導体供給の逼迫(ひっぱく)を投資家やアナリストは懸念している。

  1-3月期決算では売上高と利益が予想を上回ったことから、株価は一時2.6%高となる場面もあったが、0.1%安の133.48ドルで終了した。

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)とルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は28日の決算発表に関する電話会見で、4-6月期にタブレット端末「iPad(アイパッド)」とパソコン「Mac(マック)」用の半導体不足が30億ー40億ドル(約3300-4400億円)の減収要因になるとの見通しを示した。両製品は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中で人気が高まり需要は旺盛だが、半導体不足が製品供給に影響している。

半導体不足、アップルやホンダにも波及-自動車、ハイテクに影響拡大

  アップルは自社設計チップ「M1」を搭載したマックとアイパッド・プロの新モデルを今月発表したが、消費者への出荷を開始するのは5月後半以降。

  アップルはコロナ懸念が続いていることを理由に4-6月期の業績見通しを示さなかったが、アナリスト予想平均では、売上高は22%増の726億ドルと見込まれている。過去数カ月に大幅に増えただけに、伸びを維持できないとアナリストらは懸念している。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、トニ・サコナギ氏は「パンデミックに伴う巣ごもり消費の好調がいつ、どの程度巻き戻すのかが、明らかに重要な問題だ」と指摘。「2022会計年度のアップルの成長は難しくなる可能性があると思う」と付け加えた。

原題:
Apple Falls on Concerns Over Continued Growth, Chip Shortages(抜粋)

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