, コンテンツにスキップする

米フォード、通期業績予想引き下げ-半導体不足は来年も続く恐れ

  • 通期調整後EBITを55億-65億ドルと見込む、従来70億-80億ドル
  • 4-6月生産計画の約半分が失われるとみる-時間外取引で株価下落

米自動車メーカーのフォード・モーターは28日、半導体不足を理由に通期業績見通しを引き下げた。自動車生産を圧迫している半導体不足は来年に入っても続く恐れがあると、ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は指摘した。

  フォードが最悪のシナリオとしてこれまで想定していた半導体不足が顕在化したことで、利益は25億ドル(約2710億円)相当の打撃を受けると予想。4-6月(第2四半期)に計画していた生産の50%前後が失われ、この割合は1-3月(第1四半期)の17%を上回るとの見通しを示した。

  ファーリーCEOは電話会議で、「かじ取りを迫られる激動の局面がこの先、さらにあるだろう」とコメント。「半導体不足とそれによる生産への影響はまだ悪化の方向で、状況が良くなるのはその後だ」と付け加えた。

  2021年通期の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は55億-65億ドルと予想。従来は半導体不足による打撃が10億ドル程度にとどまる可能性があり、通期EBITは70億-80億ドルになるとみていた。

フォードが一部生産休止へ、半導体不足や寒波による部品不足が影響

A Ford Motor Dealership Ahead Of Earnings Figures

フォードのピックアップトラック

  ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)の電話会議での説明によると、半導体不足による今年の減産は110万台相当となる公算が大きい。従来見通しは20万-40万台だった。

  この日発表した1-3月のEBITは48億ドルで、アナリスト予想の18億ドルを上回った。売上高は362億ドル(アナリスト予想は312億5000万ドル)。

  フォードの28日の株価終値は0.5%安の12.43ドル。決算発表後の時間外取引では一時4.3%下げた。

原題:Ford Sees $2.5 Billion Chip Shortage Cost, Lowers Outlook (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE