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欧州委、BofAやクレディSなど3行に制裁金-債券取引で共謀

  • 3行に総額約2850万ユーロの制裁金、BofAが最大
  • ドイツ銀もカルテル参加、情報提供で制裁金は免れる

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、米国のソブリン、国際機関、政府系機関(SSA)発行の債券トレーディングで共謀があったとして、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、クレディ・スイス・グループクレディ・アグリコルに合計で約2850万ユーロ(約37億4700万円)の制裁金を科した。

  3行のうちBofAの制裁金が1260万ユーロで最大。クレディ・スイスは1190万ユーロ、クレディ・アグリコルは390万ユーロ余りだった。ドイツ銀行もこのカルテルに加わり、約2150万ユーロの制裁金を科される可能性があったが、共謀についてEUに最初に情報提供したため免れた。

  欧州委のベステアー執行副委員長(欧州デジタル化総括、競争政策担当)は28日、「トレーダーらはトレーディング戦略で共謀し、価格決定に関する部外秘の情報を交換して価格面で連携した」と電子メールで発表。「これら投資銀行の行為は、投資ファンドや年金基金が定期的に債券を売り買いする市場での競争を制限した」と指摘した。

  今回制裁金の対象となった銀行は評判を落とすかもしれないが、EUがカルテルを理由に科した制裁金の規模としては前例を大きく下回る。シティグループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)、JPモルガン・チェースなど5行は2019年、外為トレーディング戦略の共謀で欧州委と制裁金の支払いに合意したが、金額は総額で10億7000万ユーロだった。

  BofAはコメントを控えた。クレディ・アグリコルとクレディ・スイスはコメント要請にこれまでのところ応じていない。

原題:
BofA Hit Hardest as EU Fines Bond-Trading Trio $34 Million (1)(抜粋)

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