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LIBOR代替、SOFR以外の4つの金利連動取引も促進へ-ISDA

  • ドルLIBORの代替として推奨されるSOFRの普及ペースは鈍い
  • SOFRは翌日物以外のターム物レートの流動性に不安がある

200兆ドル(約2京1800兆円)規模のデリバティブ(金融派生商品)業界は、公表停止が決まった国際的な指標金利、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の代わりとして、米連邦準備制度理事会(FRB)などが推す担保付翌日物調達金利(SOFR)以外を利用する余地が出てきた。

  国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の指標改革責任者アン・バトル氏はブルームバーグに宛てた電子メールで、アメリカン金融取引所(AFX)の会員である中小銀行間の実際の借り入れコストから算出する「AMERIBOR」について、金融機関と資産運用会社に同金利に連動する証券の取引を促す意向を明らかにした。

  「IHSマークイット米ドル・クレジットレート」のほか、LIBORを算出・運営するICEベンチマーク・アドミニストレーション(IBA)の「 Bank Yield Index (銀行利回り指数=BYI)」、ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピー傘下ブルームバーグ・インデックス・サービスの「Short-Term Bank Yield Index(短期銀行利回り指数=BSBY)」に連動する取引もISDAは促進する方針だ。

  FRBなどが設置した代替参照金利委員会(ARRC)がドルLIBORの代替金利として推奨するSOFRは、普及ペースがこれまでのところ鈍い。AMERIBORなどを巡る今回の動きは、LIBORからの移行努力の一環とはいえ、SOFRの位置付けが複雑になりそうだ。

  ARRCは3月時点で、SOFRのデリバティブ市場の現在の流動性水準を前提とすれば、フォワードルッキング(将来の金利を反映する)SOFRのターム物レートを自信を持って推奨する立場にはまだないとしており、SOFRは翌日物以外の流動性に不安がある。

LIBOR代替、ターム物流動性に不安-まだ推奨できずと参照金利委 

      

Slow Progress

Trading activity (measured by DV01) in cleared OTC and exchange-traded interest-rate derivatives tied to SOFR remains fractional

ISDA/ Clarus Financial Technology

原題:Global Derivatives Get Leeway to Use Different Libor Successors(抜粋)

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