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チャートの売りシグナル、2021年の米株式相場ではほぼ役に立たず

  • バイ・アンド・ホールド戦略、チャートベースの全指標の成績上回る
  • チャートベースの22指標のうち15指標のリターンがマイナス

2021年に入りボリンジャーバンドや相対力指数(RSI)を理由に株式を売ったり、相場の方向性を示す指標に従ったりした人は、その報いを受けた。

  これは株式相場が上昇の一途にある証拠であり、今年に入り買い以外のほぼ全てのシグナルが投資家に損害を与えたことを示唆している。これを実際にS&P500種株価指数に適用した場合、ブルームバーグが追跡するチャートベースの22指標のうち15指標のリターンが実際にマイナスとなったことが、データのバックテストで示された。また、全指標の成績が単純なバイ・アンド・ホールド(買い持ち)戦略のプラス11%よりも悪かった。

  相場のモメンタムの転換を捉えることを目的とした指標、ウィリアムズ%Rを考案したラリー・ウィリアムズ氏は、「今年われわれが目の当たりにしたのは、あまり反落局面がない極めて力強い上昇相場だ」と指摘。同指標に基づくロングショート戦略の昨年12月末以降のリターンはマイナス7.8%だった。

  「私や他の人の指標を含めて、買われ過ぎや売られ過ぎを示す全ての指標は、あまり買いシグナルを示さず、売りシグナルを示すことが多かった」と同氏は述べた。

Buy-and-hold beats chart-based trading models in one-way stock market

  RSIのシグナルに従う戦略の年初来リターンはマイナス10%。移動平均収束拡散法(MACD)はマイナス9.8%だった。

Technical Trouble

Following signals has proven a losing strategy for stock investors in 2021

Source: Bloomberg

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原題:
Sell Signals All but Useless in Unchartable 2021 Stock Market(抜粋)

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