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Photographer: Soichiro Koriyama/Bloomberg
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日本株反落、米増税懸念や物足りない決算-日電産など景気敏感安い

更新日時

東京株式相場は反落。キャピタルゲイン増税の計画が明らかになった米国株が下げたことが響いたほか、日本電産など企業決算が事前期待ほどではないとの見方も重しとなった。機械や電機などの輸出関連、素材株など景気敏感業種が安い。市場予想を上回る前期利益増額を発表したSMCも反落。

  • TOPIXの終値は前日比7.52ポイント(0.4%)安の1914.98
  • 日経平均株価は167円54銭(0.6%)安の2万9020円63銭
反落

市場関係者の見方

楽天投信投資顧問第二運用部の平川康彦部長

  • 大型株で決算が良好とみられていた銘柄で、半導体不足や新型コロナ感染拡大などから期初計画が慎重になるガイダンスリスクが表面化した
  • 日本企業の1株利益上昇に対する期待は3月中旬までかなり織り込まれたが、決算本格化を前にそうした期待がはく落している
  • 企業業績に対する見方を変えるほどの悪さではないが、市場が現実目線になることで今後株価の上値を抑える一因になりそう

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

  • 米国では過去にキャピタルゲイン課税を行った後は株価のパフォーマンスが悪いという経験則がある
    • もし富裕層に導入されればそれに伴って増税前の売却圧力が高まる
  • 米国は来年に2兆ドルの財政の崖が予想される中、増税の規模と時期の行方次第では成長度合いが鈍化しかねない
  • 日本電産などの主要企業決算は市場の期待値が高いだけに、相当強い新たな材料がなければ株価がプラスに反応するのは難しい

東証33業種

下落率上位鉄鋼、機械、非鉄金属、輸送用機器、電機、精密機器
上昇率上位空運、陸運、不動産、電気・ガス、食料品

背景

  • 米大統領が富裕層キャピタルゲイン増税提案へ、2倍に-関係者
  • 日電産:通期営業利益予想、市場予想下回る
  • SMC:通期営業利益予想を上方修正-市場予想上回る
  • 3回目の緊急事態宣言へ、酒提供で休業要請-25日から5月11日
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