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ウォール街「強い者さらに強く」、マンCIOがアルケゴスの影響懸念

  • 競争が少なくなればトレーディングサービスへの支払いが増える恐れ
  • リスク管理上も幅広い金融機関にビジネスを分散させる方が望ましい
A Wall Street street sign is displayed in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Thursday, Feb. 11, 2021. Signify Health Inc. opened trading at $32 after its $564 million IPO priced at $24 per share, above its $20 to $21 offering range.
A Wall Street street sign is displayed in front of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Thursday, Feb. 11, 2021. Signify Health Inc. opened trading at $32 after its $564 million IPO priced at $24 per share, above its $20 to $21 offering range. Photographer: Bloomberg/Bloomberg

世界最大の上場ヘッジファンド運営会社マン・グループのサンディー・ラトレー最高投資責任者(CIO)は、ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻に伴い、一部の金融機関がヘッジファンド顧客に対応する業務を断念し、ウォール街最大手行のトレーディング顧客への影響力がさらに増す恐れがあると懸念を示した。

  ラトレーCIOは20日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、先月のアルケゴスのポジション破綻について、プライムブローカレッジおよびクリアリング業者の選別につながるのはほぼ確実だと発言。「強い者がさらに強くなり、弱い者がさらに弱くなることをほぼいや応なく意味する。われわれが取引できる相手が少なくなることはもちろん反対だ」と語った。

  ラトレー氏によれば、競争が少なくなればマン・グループのような顧客がトレーディングサービスに支払うコストが増える可能性があり、リスクマネジャーの立場からすれば、どこかで問題が発生する場合に備えて、幅広い金融機関にビジネスを分散させておく方が望ましい。

  関係者からの情報などを総合すると、アルケゴスのポジション解消で最も大きな損失を被った野村ホールディングスとクレディ・スイス・グループは、ヘッジファンド向けのファイナンシング(資金提供)を抑制し始めた。クレディ・スイスでは、プライムブローカレッジ部門の共同責任者のほか、投資銀行責任者と最高リスク責任者(CRO)を含む上級幹部も更迭された。

原題:Man Group Warns Archegos Collapse May Winnow Prime Brokers (1)(抜粋)

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