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ゴールドマン元アナリスト、証券業界追放-投資判断情報で株購入

更新日時
  • 同僚による判断引き上げに関する情報に基づき、2社の株式購入
  • 変更が承認された後だったが、リサーチリポートの公表より前だった
Goldman Sachs Group Inc. signage is displayed at the company's booth on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, May 30, 2017. U.S. stocks halted a seven-day advance, while the dollar fluctuated as data showing a rebound in consumer spending offset a wider selloff in commodities. The euro slipped with equities in the region.
Goldman Sachs Group Inc. signage is displayed at the company's booth on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, May 30, 2017. U.S. stocks halted a seven-day advance, while the dollar fluctuated as data showing a rebound in consumer spending offset a wider selloff in commodities. The euro slipped with equities in the region. Photographer: Bloomberg/Bloomberg

ゴールドマン・サックスの元リサーチアナリスト、ブライアン・マグワイア氏は、同僚のアナリストの投資判断引き上げに関する情報に基づき、2社の株式を購入したインサイダー取引が認定され、自主規制機関の米金融取引業規制機構(FINRA)によって証券業界からの追放処分を受けた。

  20日の発表によれば、マグワイア氏はそれらの銘柄をカバーしているアナリストが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げると内部の電子メールで知り、 2020年4月と6月に非公開の口座を通じて株式を買った。購入のタイミングは投資判断の引き上げが内部で承認された後だったが、変更を知らせるリサーチリポートが公表されるより前だった。

  FINRAの法執行責任者ジェシカ・ホッパー氏は「証券業界のプロによるインサイダー取引はわれわれの資本市場に対する一般市民の信頼を損なう。FINRAはこの種の違反行為を摘発し、是正するために高度な監視手段を用いる」と発表資料でコメントした。

  FINRAの主張をマグワイア氏は肯定も否定もしていない。FINRAの調査の過程で同氏は取引履歴についてうそをつき、ゴールドマンのポリシーに違反し、自分がカバーする証券の売買も行っていたという。

  FINRAの発表によると、マグワイア氏は直近のリサーチリポートで投資判断を「買い」とした複数の機会に証券を売却した。さらに家族のメンバーが企業に経済的利害を持つと開示せずリポートを執筆しており、これはFINRAの利益相反ルールが定める禁止行為に当たる。

  マグワイア氏の代理人の弁護士にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。リンクトインのページの情報では、同氏はヒューストン在勤だった。

  ゴールドマンの広報担当者は電子メールで、今回問題となった元社員は会社の方針に違反し、解雇されたと説明した。ゴールドマンは10年7月に入社したマグワイア氏をインサイダー取引の懸念を巡り20年11月に解雇した。FINRAによれば、同氏はゴールドマンに事前承認を求めずに取引していたという。

原題:Former Goldman Analyst Barred by Finra for Insider Trading (2)(抜粋)

(FINRAが主張する禁止行為などを追加して更新します)
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