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【米国市況】株が続落、コロナ感染再拡大で景気懸念-ドル上昇

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20日の米株式相場は続落。企業決算は堅調な内容が相次いだが、新型コロナウイルス感染が世界各地で再び増加していることを受け、景気への影響が懸念された。

  • 米国株は続落、コロナ感染再拡大が重し-決算本格化控え
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.56%
  • ドル上昇、対円では108円前半
  • NY原油は反落、石油輸入国での感染拡大で
  • 金相場は反発、株安・国債高や感染拡大で逃避買い

  決算シーズンが本格化するのを控え、投資家の間には警戒ムードが広がった。幅広く増益が予想される中、一段と力強い業績見通しが示されるかどうか注目されている。過去11四半期で最大の増収となったIBMは上昇。一方、予想を超える赤字を計上したユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスを中心に、旅行関連銘柄は値下がり。

  その他では、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の売上高が予想を上回ったほか、トラベラーズは利益が予想を上回った。フィリップ・モリス・インターナショナルは利益見通しを上方修正。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は原材料コストの上昇に対応し、一部消費者向け製品の価格を引き上げると明らかにした。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の4134.94。ダウ工業株30種平均は256.33ドル(0.8%)安の33821.30ドル。ナスダック総合指数は0.9%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.56%。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO)は、株式相場は一服しているだけであり、強気を維持する理由はあると指摘。「景気回復と企業の業績回復は定着している。これまでに発表された第1四半期の決算からは、圧倒的な四半期になることが示されている」と述べた。

The Russell 2000's slump puts 2021 gain in line with S&P 500

  外国為替市場ではドルが上昇。ドル指数は7営業日ぶりに反発した。資源国通貨は原油につれ安となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。ドルは対円では0.1%安の1ドル=108円11銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2036ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。インドなど主要原油輸入国で新型コロナ感染が再拡大していることから世界経済回復への楽観的な見方が後退し、売りが膨らんだ。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は94セント(1.5%)安の1バレル=62.44ドルで終了。5月限はこの日が最終取引日だった。中心限月の6月限は76セント安の62.67ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント6月限は48セント下げて66.57ドル。

  金相場は反発。国債利回りの低下や株安に加え、コロナ感染再拡大を受けて逃避目的の金買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.4%高の1オンス=1778.40ドルで終えた。

原題:Stocks Decline Amid Earnings, Economic Concern: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Snaps Six-Day Losing Streak; Loonie Weakens: Inside G-10(抜粋)

Oil Slides With Broader Market Selloff Adding to Demand Concerns(抜粋)

Gold Rises as Bond Yields Decline; Palladium Slips From a Peak(抜粋)

(相場を更新し、コメントを追加します)
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