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習主席がデカップリングに警鐘、米国の役割けん制-ボアオ演説

更新日時
  • 1カ国または数カ国が他国にルールを押し付けるべきではない-習氏
  • 中国サプライチェーンへの依存度下げる米国の取り組みも暗に批判
BEIJING, CHINA - SEPTEMBER 30: Chinese President Xi jinping toasts the guests during a banquet marking the 70th anniversary of the founding of the People's Republic of China on September 30, 2019 in Beijing, China. (Naohiko Hatta - Pool/Getty Images)
BEIJING, CHINA - SEPTEMBER 30: Chinese President Xi jinping toasts the guests during a banquet marking the 70th anniversary of the founding of the People's Republic of China on September 30, 2019 in Beijing, China. (Naohiko Hatta - Pool/Getty Images) Photographer: Pool/Getty Images AsiaPac

中国の習近平国家主席は20日、世界的な経済統合の推進を呼び掛け、デカップリング(切り離し)に警鐘を鳴らすとともに、「傲慢な指図」は不要だと述べ、米国とその同盟国をけん制した。

  習主席は海南省で開かれている「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」でのビデオ形式の基調演説で、米国を名指しせずに「国際関係は交渉や協議で進めるべきであり、世界の将来的命運は全ての国によって決められるべきだ」と主張。「1カ国または数カ国が他国にルールを押し付けるべきではなく、世界は数カ国による単独主義によって翻弄されるべきではない」と述べた。

  習主席はまた「障壁を築こうとしたり、デカップリングを進めようとしたりする試みは経済・市場原則に反しており、他国を傷付けるだけで自らにも利益はない」と指摘。中国のサプライチェーンへの依存度を下げ、先端半導体など製品輸出を差し控える米国の取り組みを暗に批判した。

Chinese President Xi Jinping Attends A Press Conference

中国の習近平国家主席

  習主席は「現在の世界でわれわれが必要としているのは正義であり、覇権ではない」とし、中国が軍拡競争に関わることは決してないと表明。「他国への傲慢な指図や他国の内政への干渉はいかなる支持も得られない」とも語った。

  気候変動問題に関して習氏は「グリーンな発展という理念を堅持し、気候変動対策で国際協力を進め、パリ協定の履行に向け一層の取り組みが必要だ」と指摘。「グリーン」や「持続可能性」に言及する場面が幾つかあったが、カーボンニュートラル実現に向けた道筋を巡り新たな公約や提案はなかった。

  バイデン米大統領は22、23両日に気候変動問題に関するオンラインの首脳会合を開く。ダウ・ジョーンズ通信によると、習主席も参加する見通しとなっている。

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原題:Xi Challenges U.S. Global Leadership, Warns Against Decoupling(抜粋)

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