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バークレイズ、土壇場で主幹事降りる-刑務所建設費を賄う起債に批判

  • 刑務所2カ所を建設するコアシビックのための資金調達が起債の目的
  • 主幹事を土壇場で降りるバークレイズの今回の決定は極めて珍しい

英銀バークレイズは、米拘置・矯正施設運営会社コアシビックの刑務所建設費用を賄う地方債の引受主幹事から手を引いた。営利目的の刑務所運営会社に資金提供を行わないという2年前の約束の撤回につながると批判にされ、対応せざるを得なくなった。

  アラバマ州に刑務所2カ所の建設を計画するコアシビック傘下の企業のための資金調達を目的として、6億3400万ドル(約686億円)相当の債券がパブリックファイナンス機関を通じて先週にも起債されるはずだった。これらの施設はリースされ、州の矯正局が運営する予定となっていた。

  バークレイズのほか、バンク・オブ・アメリカ(BofA)やJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴを含む金融機関も2年前、収監から利益を得るビジネスモデルを持つ民間の刑務所運営会社と関係を絶つと約束していた。

  主幹事を土壇場で降りるバークレイズの今回の決定は極めて珍しく、社会問題意識の高い投資ファンドに資金をつぎ込む投資家の影響力が増している状況を反映している可能性がある。

  バークレイズは広報担当者の19日の電子メールを通じて、「アラバマ州の矯正施設のための資金提供を目的とする取引に当行がもはや関与していないと顧客に報告した。州に施設の改善を可能にすることがわれわれの目的だったとはいえ、これは複雑かつ重要な問題だと認識している。フィードバックを踏まえてポリシーの見直しを継続する」と説明した。

原題:Barclays Drops Prison Bond Deal at Last Minute After Furor (3)Barclays’ Derailed Prison Bond Deal Shows Growing Might of ESG(抜粋)

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