, コンテンツにスキップする

沈黙破った中国政府-華融資産巡るパニック和らぐ、ドル債値上がり

  • ドル建て債価格、約80セントに上昇-14日は65セントだった
  • 中国政府の支えがどの程度になるのかについては疑問残る

中国最大級の不良債権受け皿会社、中国華融資産管理の社債保有者はようやく一息つけた。同社の社債は2週間にわたり大きく売られていた。

  中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が華融資産の業務は正常に行われており、同社には潤沢な流動性があると16日の声明で発表すると、同社の社債価格は上昇。華融資産の財務を巡り広がる懸念を和らげようと、中国当局が同社に直接触れるコメントを出したのは初めてだった。

中国当局、華融資産巡る懸念抑制図る-業務は正常で流動性潤沢と説明

  ブルームバーグの集計データによれば、中国財政省が経営権を握る華融資産のドル建て債(表面利率3.375%、2022年5月償還)は約80セントに値上がり。14日は65セントで取引されていた。

China Huarong's bonds jump to partial recovery

  16日の価格上昇は破綻のような極端なシナリオもあり得るとの懸念の後退を示唆しているが、華融資産が事業の見直しを進める中で、政府の支えがどの程度になるのかについては疑問が残る。

「バッドバンク」である華融資産のような重要な国有企業は大き過ぎてつぶせないとグローバル投資家は考えてきた

(出典:ブルームバーグ)

  米財務省の元中国専門家で、現在はTCWグループのマネジングディレクターを務めるデービッド・ロービンガー氏(ロサンゼルス在勤)は、「当局がついに何かを言ったという事実は市場に一定の自信を与えるはずだ」とした上で、「多くの投資家と同様、1カ月前に華融資産の債務再編リスクについて尋ねられたら、ゼロに近いと答えていただろう。今でも可能性は小さいと思うが、リスクはもはやゼロではない」と述べた。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのクレジットアナリスト、ダン・ワン氏は「中国政府は依然として曖昧な対応をしている。正式に何かが発表されるまで、事態はまだ動く。救済か大幅な債務減免か。どんなニュースでも敏感に捉えられるだろう」と指摘した。

関連記事

原題:China Huarong Bond Panic Eases After Government Breaks Silence(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE