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【米国市況】S&P500など高値更新、世界経済を楽観-ドル指数続落

16日の米株式市場ではS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が最高値を更新した。中国経済指標が好調となり、世界経済の回復シナリオを強固にした。ドル指数は5日続落。

  • 米国株、S&P500とダウ平均が最高値更新-世界経済好転の兆し
  • 米国債相場は小幅下落、10年債利回り1.60%
  • ドル指数が5日続落、週間で12月以来の大幅安
  • NY原油先物、週間で3月初め以来の大幅高-需要見通し改善で
  • 金相場は続伸、米利回り低下で-週間では昨年12月以来の大幅高

  相次ぐ米経済指標堅調に続いてアジアでも強い統計が明らかになったことから、投資家マインドが上向いた。S&P500種株価指数は週間ベースでも上昇し、4週続伸。中国の1-3月国内総生産(GDP)は前年同期比18.3%増と、過去最大の伸びを示した。モルガン・スタンレーの1-3月(第1四半期)決算は過去最高の純収入を計上した。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%高の4185.47。ダウ工業株30種平均は164.68ドル(0.5%)高の34200.67ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時17分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.60%。  

  今週は企業決算と経済指標の堅調を背景に、リフレ取引に再度火が付いた。シティー・インデックスのシニア金融市場アナリスト、フィオナ・シンコッタ氏は、「決算だけでなく強い経済指標が多数出ており、米経済の活発化を示している」と指摘。「順調なワクチン展開や財政投入による刺激策、緩和的な金融政策を背景に、景気回復のペースは加速している。指標は極めて好調だが、国債利回りは低下している。金利が長期にわたり低水準にとどまるとの米金融当局のメッセージを、投資家が真に受けていることを示唆する」と説明した。

Global stocks set for longest stretch of weekly gains this year

  外国為替市場ではドル指数が5日続落。米国債利回りの大幅低下でドルの投資妙味が薄れたことから、週間ベースで昨年12月以来の大幅安となった。米財務省がスイスとベトナムを為替操作国から除外したことを受け、スイス・フランは上昇した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円では0.1%未満高い1ドル=108円79銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1982ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅に下落。ただ週間では3月初め以来の大幅高となった。米国と中国で経済回復の勢いが増しつつある兆候が示されたことが手掛かり。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は33セント(0.5%)安の1バレル=63.13ドル。週間では6.4%高となった。ロンドンICEの北海ブレント6月限はこの日、17セント下げて66.77ドル。週間では6.1%高だった。

  金相場は続伸し、週間では昨年12月以来の大幅高となった。米国債利回りの低下や、世界最大の金消費国である中国による金輸入増加の可能性が一部報道で示されたことが手掛かり。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後1時43分現在、0.8%高の1オンス=1778.17ドル。週間では約2%上昇で、このままいけば12月18日終了週以来の大幅な上げとなる。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は前日比0.8%上昇の1780.20ドルで引けた。

原題:Stocks End Week at Records on Economic Optimism: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Heads for Worst Week This Year; Stocks Rally: Inside G-10(抜粋)

Oil Has Best Week Since Early March on Improving Demand Outlook(抜粋)

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