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アルケゴス問題をバーゼル銀行監督委は議論へ-事務局長

  • TRSや仕組み商品の精査を強化する公算とロジャース事務局長
  • クレディSや野村など金融機関、アルケゴス問題で多額の損失に直面

金融機関の国際的規制機関であるバーゼル銀行監督委員会は、ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントの先月のポジション破綻問題を議論する方針だ。この問題を巡っては金融機関に100億ドル(約1兆900億円)程度の損失が見込まれており、業界の監督強化を求める声が高まっている。

  バーゼル銀行監督委のキャロリン・ロジャース事務局長はアルケゴス問題によって、複雑な取引を金融機関が完全把握できない実態が鮮明になったと指摘した。

  今週インタビューに応じたロジャース氏は「開示が問題だった」と述べ、野村ホールディングスやクレディ・スイス・グループなどアルケゴスに関係した金融機関は「この顧客の完全なエクスポージャーの全体像をつかむことができなかった」と指摘した。

  また、具体的な規制対応を提示するには時期尚早だとしながらも、バーゼル委がデリバティブ(金融派生商品)の一種であるトータル・リターン・スワップ(TRS)や仕組み商品の精査を強化する公算が大きいと語った。

  ロジャース氏は「複数のグローバル金融機関でこれほどの規模の損失が発生し、全てが単一の顧客や単一の取引に由来するこのようなケースは常に、バーゼル委で議論される」と述べた。

原題:
Archegos Blowup Prompts Regulatory Questions at Basel Committee(抜粋)

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