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米銀大手、1ー3月は予想上回る利益-CEOは今後の米経済に強気

  • 「回復が加速すると予想している」-BofAのモイニハンCEO
  • 「これは最近目にした中で最も健全な消費者の危機脱却だ」-シティ

米銀大手5行が発表した1-3月(第1四半期)の利益はアナリスト予想を上回った。JPモルガン・チェース、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループは過去最高益を記録。最高経営責任者(CEO)らは相次いで今後の米経済に強気な見方を示した。

  1年にわたる新型コロナウイルス禍で多くの人が失業し、中小企業が打撃を受けたが、この嵐を乗り越えた大手米銀は、米国の消費・商業活動が回復に転じると予想している。積み上がった巨額の貸倒引当金は最終的には株主に支払われる可能性もある。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハンCEOは15日、「回復が加速すると予想している」と発言。シティのジェーン・フレーザーCEOも「これは最近目にした中で最も健全な消費者の危機脱却だ」と述べた。

  米政府の経済対策や金融当局の介入が金融システムを下支えし、銀行のトレーダーやディールメーカーに恩恵をもたらした。その効果が弱まりそうに見えた時、個人投資家や特別買収目的会社(SPAC)投資会社が市場に殺到し、資産価格をさらに押し上げ、ウォール街の金融機関に多額の手数料収入をもたらした。

  大手米銀株は既にあまりにも大きく上昇しているため、JPモルガンの過去最高益でさえ株価をさらに押し上げるのに十分ではなかった。同行の株価は年初来で約20%値上がりしている。ウェルズ・ファーゴの年初来上昇率は約40%、ゴールドマンは約28%。16日はモルガン・スタンレーが決算を発表する。

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原題:
Big Banks See U.S. Rebound Juicing Profits After Trading Bonanza(抜粋)

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