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富裕層、次のロックダウンに備える-プールなど設備満載の邸宅購入

  • 家で過ごす時間が長くなるにつれ、内部設備の充実が一段と重要に
  • 英ドラマ「ダウントン・アビー」の舞台のような大邸宅が突然ブーム

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新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期にあっては、不動産を探す上で最優先事項はどの水準の市場においても「スペース」だ。ただ、富裕層にとってそれは単純にベッドルームの数が増えるというだけではない。

  選手権用クラスのテニスコートや、庭にいるかのようなペントハウスの寝室、インスタ映えするワインセラーなどは、富裕層が希望するうちのほんの一部だと不動産業者は指摘する。

  新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチン接種のペースが加速しても、富裕層がリゾートのような体験を求める高級住宅市場の流れはすぐには終わらないと専門家は予想する。「コロナ禍で人々はどのような人生を送りたいか見つめ直した。こうした傾向は消えていない」と不動産サービス、ナイトフランク・オーストラリアの住宅調査責任者ミシェル・シシェルスキ氏は語る。

  世界の高級物件の中で今注目されている物について以下に紹介する。

プール

  自宅のプールサイドでマティーニを楽しむことは常に良き人生の証しだ。パンデミックの間、自宅にプールを設置する財力のある人たちの間でその人気は増す一方だった。不動産鑑定ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー社長によると、米国屈指の高級住宅地の一つ、コネティカット州グリニッチで2015年から20年1-3月の各四半期に売れた住宅でプール付きだった割合は約26%だったが、ここ1年ではその割合が平均35%に上昇した。

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プールと屋外スペース(ニューヨーク州グレートネック)

テニスコート

  光降り注ぐオーストラリアではプールは富裕層にとって長きにわたり不可欠となってきたが、今は選手権クラスのテニスコートが人気だ。ナイトフランクの調査によると、20年は超高級物件のうちテニスコート付きがコートなしの物件よりも平均で22%多く売れた。健康維持やスポーツへの意欲ばかりではなく、子供の遊び場としてや将来の誕生日パーティーなどでテントを設営する場としても想定されているのだという。

「屋内にいながら屋外の雰囲気」楽しむ部屋

  富裕層にとって屋外設備だけが重要度を増しているわけではない。高級住宅の設計を手掛けるモルフェウス・ロンドンのアナ・ツァルノウスカ氏は、屋外の雰囲気を持つ屋内空間へのニーズが高まっていると語る。ロックダウン(都市封鎖)中に最も多かった依頼は、多機能空間と、建築環境の中で自然とのつながりを向上させる「バイオフィリックデザイン」だったという。

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ペントハウス(ロンドン・チェルシー)

Source: Chelsea Waterfront/ Hutchison Properties

わくわくする施設

  家で過ごす時間が長くなるにつれ、住宅内部設備の充実が一段と重要になってくる。富裕層は映画室にティーンエージャー向けゲーム施設や、プライベートスパなども求めてくる。ワインについても忘れてはならない。食器棚などとは桁違いの丸ごとワインセラーの部屋だ。

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丸ごとワインセラーの部屋(豪シドニー・ダーリングハースト)

Source: Knight Frank Australia 

多世代同居

  超富裕層は今、近親者らと共にあるために資金を投じる。屋内外の豪華な施設に加え、両親や祖父母、子供、さらに使用人を抱える上で十分な物件が必要になる。家族みんなで住んでも有り余る部屋数を有する、英ドラマ「ダウントン・アビー」の舞台のような郊外の大邸宅の販売が突然のブームだ。

原題:Rich Prepare for Next Lockdowns by Buying Homes With Everything(抜粋)

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