米NAHB住宅市場指数、4月は小幅上昇-需給逼迫の中
Payne Lubbers
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全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した米住宅建設業者のセンチメントを測る指数は4月に改善した。需要が堅調で、建設資材費の高騰やサプライチェーン問題といった懸念材料を十分埋め合わせた。
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住宅市場では建設資材コストや住宅ローン金利の上昇が伸びを抑制する中でも、以前より控え目ながら依然活気があることを、今回の指数は示唆した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下でより広い物件を求める買い手の需要に、住宅供給が追い付いていない。
NAHBのチャック・フォーク会長は「客足の堅調にもかかわらず、住宅建設業者は切望されている供給を増やす上で引き続き苦戦している」と発表文で指摘。「特に材木や家電、その他建設資材のコストおよび入手可能性において、住建サプライチェーンは逼迫(ひっぱく)している」と説明した。
4月の細目では現況指数が上昇した一方、向こう6カ月の見通し指数は低下。地域別では南部と西部が上向いたが、北東部と中西部では低下した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Homebuilder Confidence Increased Slightly in April(抜粋)
(統計の詳細を追加し更新します)
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