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米小売売上高9.8%増、10カ月ぶり大幅な伸び-景気回復に勢い

更新日時

3月の米小売売上高は前月比で伸びが加速し、10カ月ぶりの大幅増加となった。事業活動の再開や雇用の増加、経済対策による新たな直接給付に後押しされ、消費が活発になった。

キーポイント
  • 小売売上高は前月比9.8%増加
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は5.8%増
    • 前月は2.7%減(速報値3%減)に上方修正

Spending Again

U.S. retail sales accelerated in March by the most in 10 months

Source: U.S. Commerce Department

  1400ドル(約15万円)の個人向け直接給付や先月の力強い雇用の伸びに支えられ、小売売上高は持ち直した。新型コロナウイルスのワクチン接種が速いペースで進んでいることや事業活動制限措置の緩和は、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)によって大きく打撃を受けた小売りの分野に特に追い風となる見通しだ。

  3月の小売売上高の大幅増は、2月に寒波の影響でテキサス州などが停電に見舞われるなど経済活動が抑制されたことの反動という面もある。

  3月は主要13分野すべてが増加。小売売上高の総額は外食を除く全分野で昨年2月の水準を上回った。

The value of total retail sales surged to a fresh record high in March

  外食分野の売上高は13.4%増。衣料品は18.3%増。いずれも昨年6月以来の大幅な伸びとなった。

  新型コロナ流行が始まって以降ずっと堅調だった家具や建設資材店も好調。電子商取引の売上高も持ち直した。

  ガソリンスタンドの売上高は10.9%増。燃料価格の上昇を一部反映した。ガソリン価格は3月末時点でガロン当たり平均2.88ドル。2月末は同2.72ドルだった。小売売上高の数字はインフレ調整していない。

  世界的な半導体不足で自動車メーカーは減産を強いられたが、自動車・同部品ディーラーの売上高は15.1%増えた。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Rebound in U.S. Economy Gathers Steam With Surge in Retail Sales(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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