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米シティ、1Qは株式引受手数料が4倍-SPACの強みが寄与

  • 株式トレーディング収入は2009年以来の最高
  • 債券・通貨・商品トレーディング収入は5%減

米銀シティグループの1-3月(第1四半期)は、大手銀の中では比較的小規模な株式部門が健闘し、四半期利益が過去最高となった。

  株式トレーディング収入は2009年以来の最高に達し、株式引受手数料は4倍に増えた。特別買収目的会社(SPAC)の新規株式公開(IPO)関連業務での強みが寄与した。

  一方、規模の大きい債券トレーディング部門は振るわなかった。同行はまた、アジアと欧州・中東・アフリカ(EMEA)の13市場でリテールバンキングから撤退する計画も発表した。ジェーン・フレーザー新最高経営責任者(CEO)の戦略見直しの一環。

米シティ、アジアとEMEAの13市場でリテールバンキング撤退

  同CEOは15日の発表資料で、「予想を上回る1年の滑り出しとなった」とし、証券業務の好調が寄与したと説明。シティは景気の先行きを楽観しているとも述べた。

Key Speakers At The 2019 Milken Conference

ジェーン・フレーザーCEO

  SPAC向け業務でのリーダーの地位を生かし、株式引き受けで8億7600万ドル(約950億円)の手数料を稼いだ。株式トレーディング収入は14億8000万ドルに達し、同行の四半期として平均的な10億ドル弱の水準を大きく上回った。

  一方、得意とする外為市場では低ボラティリティーが響き、債券・通貨・商品(FICC)トレーディング収入は5%減の45億5000万ドルにとどまった。

  総収入は193億3000万ドルに減少。世界の個人向け銀行業務の14%減収が響いた。純利益は79億4000万ドルに増え、アナリスト予想の51億ドルを優に超えた。

参考記事
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ゴールドマン、収入・利益とも過去最高-株式トレーディング好調
JPモルガンの1-3月、投資銀行収入は急増-融資は減少

原題:
Citigroup Flexes SPAC Muscles for a Record Profit Under New CEO(抜粋)

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