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ブリッジウォーターは中国で通用せず、リターン258%のヘッジファンド

  • ブリッジウォーターの戦略は中国の新興企業が実践しても失敗と李氏
  • 中国経済の動向を判断する上で、最も有利な位置にあると認識

中国・上海のヘッジファンド運用者、李蓓氏は、レイモンド・ダリオ氏が創業したファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの成功の背景にある低ボラティリティー戦略について、自分の会社のような中国の新興企業が実践しても失敗に終わるとすぐ理解した。

  安定的なリターンは、短期的利益によって報われることに慣れた投資家を引き付ける役には立たず、中国のマクロヘッジファンド運用のパイオニアである李氏は、自己資金でレバレッジを拡大し、昨年は業界上位のプラス258%の運用成績を残した。

  手数料の低い投資信託でさえリターンが大きい中国で、外資系大手は苦戦している。李氏のファンド運営会社、上海半夏投資管理中心の運用資産額は約5億元(約83億円)にすぎないが、同社のような会社は、世界経済のけん引役としての中国経済の動向を判断する上で、最も有利な位置にあると同氏は話す。

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李蓓氏

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  李氏(37)は上海からの電話インタビューで、「中国のファンドは企業利益や商品価格の判断で明らかに有利だ。われわれが利益を得る好機が存在する」と語った。ユーリカヘッジなどのデータによると、2020年の中国のマクロヘッジファンドの平均リターンはプラス41%と、世界全体の4倍に達した。

  投資家の流出に見舞われた19年も同社の運用成績はプラス9%と、世界平均のプラス8.9%(ユーリカヘッジ調べ)を上回ったが、強気相場の中で国内の投資信託には及ばず、ボラティリティー抑制のための分散投資などブリッジウォーターに倣う当初の戦略の見直しを迫られた。 「ブリッジウォーターの方法は中国では通用しない」と李氏は指摘した。

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問題:Ditching Bridgewater Route Nets Chinese Hedge Fund 258% Gain (1)(抜粋)

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