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セントルイス連銀総裁、ワクチン接種率75%がテーパリング検討の目安

  • パンデミックのトンネルの中にいる間は緩和的な金融政策が望ましい
  • 物価上昇がインフレ期待の若干上振れにつながることを容認

米セントルイス連銀のブラード総裁は12日、米国でワクチン接種率が75%に達すれば、新型コロナウイルスの危機が収束しつつあることを示すシグナルとなり、米金融当局が資産購入のテーパリング(段階的縮小)を検討するのに必要な条件が整うとの見解を示した。

  ブラード総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「金融政策の変更について話すのは時期尚早だ」とした上で、 「われわれがパンデミック(世界的大流行)のトンネルの中にとどまっている間は極めて緩和的な金融政策が望ましい。トンネルの出口まで行けば、次に行きたい場所を検討し始める時だろう」と述べた。

  さらに「ワクチン接種率が75%、80%に達し始め、一段と状況が収束しつつあることを示すより希望の持てるメッセージを米疾病対策センター(CDC)が発し始め、一部の指針緩和に動き始めたら、その時に経済全体が自信を得ることになろう」と語った。

ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで語るブラード総裁

Source: Bloomberg)

  ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、米国では1回目のワクチン接種を受けた人の割合が約36%で、完全な接種は22%。CDCは旅行自粛など感染防止対策の継続を求めている。

  ブラード総裁はさらに、米国は短期的にインフレ率を押し上げる好況下にあるとの見解を示した。また金融当局は従来に比べれば「予防的な度合いを少なく」し、物価上昇がインフレ期待の若干の上振れにつながることを容認するだろうとした。「2021年はここ数年よりインフレ率が高まると考えられ、その一部がインフレ期待にも流れることを望む」と語った。

原題:
Fed’s Bullard Says 75% Vaccinations Would Allow for Taper Debate(抜粋)

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