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Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg
cojp

どうなるクレディS資産運用部門-アリアンツ、ブラックロックも関心か

  • 新会長の最初の動きは、資産運用部門が関わるものとなる可能性
  • ウェルスマネジメントへの一層集中と資本増強のため業務一部売却も

スイスの銀行クレディ・スイス・グループは、銀行界を揺るがした2つの大惨事の当事者だが、ダメージコントロールの取り組みは、創業165年の老舗金融機関が業務と評判をどうすれば立て直せるかという疑問にすぐ取って代わるだろう。

  英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタル、そしてビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻を巡る失態を受け、ロイズ・バンキング・グループの最高経営責任者(CEO)から3週間後にクレディ・スイスの新会長に迎えられるアントニオ・ホルタオソリオ氏が、答えを探り始めることになろう。

  バランスシートを縮小し、投資銀行に割り当てる資本を減らす再編や、ウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)への一層の集中と資本増強のための業務の一部売却、スイスのもう一つの大手行UBSグループとの合併などが、ホルタオソリオ氏が取り得る選択肢に含まれる。

Lloyds Banking Group Plc CEO Antonio Horta-Osorio Interview

アントニオ・ホルタオソリオ氏

  幹部やスタッフとの協議を経て、新会長の最初の動きは、4400億スイス・フラン(約52兆円)の資産運用部門に関わるものとなる可能性がある。

  同部門は国際的な競争を勝ち抜くには規模が小さ過ぎるだけでなく、グリーンシルと運用していたサプライチェーンファイナンス(SCF)のファンドが、バリュエーションの懸念を理由に閉鎖が決まり幹部が動揺している。

  部分的な売却や上場などさまざまな可能性が考えられるが、部門全体を売りに出せば、 最大50億フランの値が付くこともあり得るだろう。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、ドイツの保険会社アリアンツなどがクレディ・スイスの資産運用部門に関心を示している。世界最大の資産運用会社である米ブラックロックも潜在的な買い手に含まれるとロイター通信が9日に伝えた。

  クレディ・スイスの広報担当者は、資産運用部門の全体ないし部分的な売却の計画はないと回答。アリアンツとブラックロックの広報担当は、いずれもコメントを控えている。

Deutsche Bank's market value has nearly caught up to Credit Suisse

What Bloomberg Intelligence Says:

“A potential sale of Credit Suisse’s $450 billion-plus asset management unit for $3.7-$4 billion may make sense, as the unit likely faces a charge tied to Greensill-related risks after an unrelated $458 million 4Q impairment. An implied price of less than 1% of assets appears low to midrange vs. recent manager deals, and may reflect an operational discount. The structure of legal liabilities matters. Multiple bidders, reported by Reuters, could boost the price, helping to replenish capital.

-- Alison Williams, BI senior banking analyst

Click here to read the research.

原題:Credit Suisse’s New Chairman to Decide If a Deal Is the Answer(抜粋)

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