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アルケゴスはシステミック危機にならず幸運、規制に空白-ECB理事

  • 巨額のファンドの借り入れをどうして許したのか入念な検討が必要
  • 「復興基金からの支出がいつまでも遅れれば欧州にとり経済的惨事」

欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション破綻について、ファンド規制に存在する「著しい」空白をうかがわせるとの認識を示した。

  シュナーベル理事は独誌シュピーゲルとのインタビューで、「あれほど巨額のファンドの借り入れを金融機関がどうして許したのか入念な検討が必要だろう。悪影響がさらに波及する危険があった」と指摘。「少数の当事者に影響が限定され幸運だったといえる。そうでなければ、システミック危機に発展する可能性すらあった」との見解を明らかにした。

  新型コロナウイルス危機に対応する欧州連合(EU)の実質的な復興基金、総額7500億ユーロ(約97兆5000億円)の経済再建策は、ドイツ国内の承認手続きが連邦憲法裁判所の判断待ちとなっており、欧州経済に深刻な影響が生じる可能性にシュナーベル氏は懸念を示した。

  同氏は「基金からの支出がいつまでも遅れる事態になれば、欧州にとって経済的惨事となりかねない。欧州は代替案を考える必要が出てくるが、しばらく時間がかかるだろう」と警告した。

  

原題:Schnabel: Joint Fiscal Aid Delay Would be Catastrophe: Spiegel(抜粋)

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